武蔵野美術大学と新潟市西蒲区役所が官学共同プロジェクトとして制作、昨年12月に公開した短編映画「にしかん」。中国語版・英語版も順次公開し、2017年5月にはグローバル版トレイラーの試聴回数は38万を超え、多数メディアにも取り上げられるなどの功績を収めました。
美しい映像に収めた田舎の景観美と日本の隅っこの小さな人と人との繋がりの暖かさを描いた本作が、この度ニューヨークフェスティバル2017 学生作品部門にて監督賞・撮影賞をダブル受賞しました。

New York Festivalとは
1957年設立。フランスで行われるカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルやアジア最大のアジア太平洋広告祭に並ぶ、世界3大広告祭の一つで、国連が共催する世界最大の広告国際コンテスト。

[Awarded Category]
STUDENT WORK – ALL MEDIA: Craft : Cinematography – SECOND PRIZE AWARD
STUDENT WORK – ALL MEDIA: Craft : Direction – SECOND PRIZE AWARD

あらすじ
ひとりぼっちの暴走族『ウルトラ』の総長は、ヒーローに憧れを抱きつつも、ダラダラとハタチになってしまった。
自分の未来も、行く先もわからぬまま。そんな現実から逃げ出したくて、がむしゃらにバイクを走らせるー… 迷い着いたその先は、新潟県の西蒲区『にしかん』。 金も燃料も底を尽き、自分の体力も、限界。総長はフラッと倒れてしまう。そんな時、ガチの農家のおじさん・かかおじに、幸いにも拾われて…?! かかおじ、にしかんとの出会いが、総長の運命を変えることになる?! 一方、かかおじの娘・彩香。 他人から田舎を馬鹿にされた事がきっかけで、にしかんから逃げ出してしまう。 東京でおばと暮らし始めるが、心の底ではにしかんを好きな気持ちがまだ残っている。 将来に不安を抱える彩香に、ある日一通のメールが届いて…?! 同じ葛藤を抱えた2人が、見つけた大切なモノとは一体なに?! 東京と新潟を舞台に繰り広がる、笑って泣けちゃう青春ストーリー。
美大生と市役所がマジで作った、エンタメ短編ムービー!