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5月24日は「兄弟の日」!(参考URL:https://www.daysoftheyear.com/days/brothers-day/
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は、主人公・リーと甥・パトリックの2人を描く物語でありながら、兄弟の物語でもあります。故郷“マンチェスター・バイ・ザ・シー”で共に暮らしてきたリーとジョー。
兄に子供が生まれたあとも、兄弟と息子の3人で過ごしていました。リーが故郷を去ることになったときにも、そして故郷を去ったあとも、いつでも兄のジョーは、リーのことを気にかけていました。兄の命が永くはないことを知って、悲しむリーに対しても気丈に振舞うジョーは、独りぼっちになってしまう弟と息子のこれからを誰よりも想い、心配したに違いありません。そのさりげない優しさに、リーはジョーが亡くなったあとも救われることになるのです。鑑賞後のツイッタ―でも「兄ジョーのことを思うともっと泣けちゃう。心臓病を抱え、まだ歳若い息子のこと、苦しみの中にいる弟のことを思い、何をしてやれるのか、どうしたらいいかずっと考えてたんだろう…」など、リーとジョーの関係性に涙する人もいました。そして今回、「兄弟映画の名作」に注目。不器用にも互いを思い続ける兄弟たちにいつのときも、胸を打たれます…!

◎不器用な愛に何度観ても、涙!いつまでも色あせない感動の兄弟映画の名作!
『ギルバート・グレイブ』 ジョニー・デップ×レオナルド・ディカプリオ
自分が生まれ育った町から一度も外に出たことがないギルバートには、重い知的障害を持つ弟アーニーと肥満で過食症の母、そして2人の姉妹がおり、食料品店で働きながら家族の面倒を見ていた。そんな時、ギルバートの町に、ベッキーという少女が現れる。自分を殺して生きていたギルバートに生きる意味を教えるベッキー。彼女の存在が、兄弟、そして家族の絆をギルバートの心に気づかせていく。本作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたレオナルド・ディカプリオの名演が光る、いつまでも色あせない珠玉の名作。そして『ギルバート・グレイプ』の脚本家は、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のパトリックを演じた、ルーカス・ヘッジズの実父!

『レインマン』 ダスティン・ホフマン×トム・クルーズ
突然の父の死。その財産相続の相手は、自分が今まで存在を知らされていなかった、兄だった。自閉症の兄にうまく取り入れ、財産をもらう悪巧みを考える弟であったが、徐々に心の交流を通して、兄弟の絆が生まれる感動作。自閉症の兄を演じたダスティン・ホフマンの演技は世界中で絶賛され、見事アカデミー賞主演男優賞を受賞。誰の心にも残る名作。

『ブラザーフッド』 チャン・ドンゴン×ウォンビン
当時絶大な人気を誇った、“韓流四天王”のチャン・ドンゴンとウォンビンが兄弟役を演じた、韓国の大ヒット映画!1950年に勃発した朝鮮戦争。強制的に徴兵されたと弟ジンソクを守るため兄ジンテもまた兵役を志願する。凄まじい戦闘の中、危険な任務に身を投じていく兄と、その姿に戸惑うジンソク。2人の溝が決定的になった時、さらなる悲劇が彼らを待ちかまえるのだった。戦争によって引き裂かれる兄弟の絆に世界中が涙した、兄弟映画の傑作!

『リバー・ランズ・スルー・イット』  ブラッド・ピット×クレイグ・シェイファー
牧師の家庭で厳格に育てられた兄弟。だが、エリート大学の大学院を卒業した生真面目な兄ノーマンと、自由奔放で天真爛漫な弟ポールとは、正反対の性格。成人してからは違う道を歩む2人だが、父親に習ったフライフィッシングだけは2人の共通の趣味であった。 “川は変わらぬ姿で流れ続ける”というタイトルのもとに、兄弟の不器用さを描きながらも、どんなに離れていても絆は消えないということを感じさせる感動の名作。ブラッド・ピットの若かりし頃にも胸キュン!

◎実兄も絶賛!支えあってきた兄弟愛「僕はケイシーのことを死ぬほど愛している」
そして『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は、アフレック兄弟の愛をなくして語れない!本作のプロデューサー、マット・デイモンの旧友、ベン・アフレックはご存知の通り、ケイシーの実兄。ハリウッド大作映画に出演し、輝かしいキャリアを築き上げてきたベンに対して、イマイチ伸びきれないキャリアのケイシーを支えていたのは、やはりお兄ちゃんのベン。ベンは、自身の初監督作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』で、弟を主演に抜擢。同じ年に公開されている『ジェシー・ジェームズの暗殺』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされているのもあり、ケイシーにとってこの年は非常に重要な年になったに違いありません。一方、ベンがアルコール中毒に悩まされていたときには、ケイシーがベンを支えてきたりと、お互いをリスペクトしてきたアフレック兄弟。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でケイシーが見事オスカーを受賞した際にベンはケイシーに、大きくハグ!「まだまだベイビーだとおもっていたのに『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の演技には圧倒されたよ。僕はケイシーのことを死ぬほど愛している。彼の成功が続くことをこころから願っているよ」と発言しました。
そして新作映画「Triple Frontier」では、『200本のたばこ』以来、実に20年ぶりとなる兄弟共演の噂がささやかれています。

偶然にも日本では『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、『夜に生きる』が一週違いの公開となり、アフレック兄弟の活躍を同時に観ることが出来るまたとなき機会となっている。今後、監督業含め、ますます活躍していくであろう彼らから目が離せない!

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