2016年9月24日(土)公開の映画『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』には、シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、マイケル・ダグラス、クリント・イーストウッドなど正真正銘のハリウッドセレブや、ジミ・ヘンドリクス、ジャニス・ジョプリン、アリス・クーパーといった往年のロックスター、セレブシェフ、さらにはあのダライ・ラマまで、各界の著名人が一挙に登場します。その、豪華すぎる面々から今も愛される人物が、伝説の音楽プロデューサー、シェップ・ゴードン。本作は、ハリウッドのエンタメ界に留まらず、各界の著名人から愛されるシェップ・ゴードンのあまりにも破天荒な半生を描いたドキュメンタリー映画です。

■各界著名人から愛される天才プロデューサー、シェップ・ゴードンとは
ハリウッドエンタメ界の立役者で伝説のプロデューサー、シェップ・ゴードンは、常に裏方に徹してきたため、
その存在はあまり世の中には知られていませんが、その華やかなキャリアを通じて数多くのスターや
著名人らと出会い、常に愛されてきました。作中では、多数の豪華セレブリティがシェップ・ゴードンを語るため
監督のインタビューに応じています。監督が出演を交渉した際、皆「シェップの為に証言したい」と言い
快諾してくれたというエピソードが、彼の愛されっぷりを物語っています。セレブ達が語る姿からも垣間見る事ができる、
シェップ・ゴードンの誰からも愛される才能が、彼のプロデューススキルの一つと言っても過言ではありません。

■作中でセレブリティが語ったシェップ・ゴードンに関するコメント(作中より引用)
≪ミュージシャン≫
★アリス・クーパー(ロックミュージシャン)
「(部屋に入ると)ソファーに座っていたのはジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、そしてシェップ。
トップアーティストがマネージャーでもない男と部屋でつるんでるとは」

「俺達は間違いなく伝説に残るコンビだ。正式な契約は交わしていない。
仕事よりも人としての付き合いが大事なんだ。まるで夫婦さ。」

★スティーヴン・タイラー(エアロスミス ボーカリスト)
「嫌な事があるとダライ・ラマに料理を作る。
精神世界でペ○スを立てるのさ。」

★ミック・フリートウッド(ブルース・ロックドラマー)
「シェップとアリス(クーパー)はお互いを守るためなら何でもする。」

★ジミ・ヘンドリクス(ロックギタリスト)
「おまえ、ユダヤ人か?ならピンクフロイドのマネージャーになれ。」

★ジャニス・ジョプリン(ロックシンガー)
「(あなたって)私が殴った人?」

★テディ・ペンダーグラス(R&Bシンガー)
「お前(シェップ)の前のマネージャーは射殺された。
それでもやるか?」

★ロン・ウッド(ローリング・ストーンズ ギタリスト)
「シェップ・ゴードンとどうやって連絡を取るか知ってる?と  
誰もが聞いてた時代だ」

★サミー・ヘイガー(ヴァン・ヘイレン 元ボーカリスト)
「シェップに紹介された有名人の数は、
友達全員に紹介された数より多い。」

★アン・マレー(ポップシンガー)
「彼は人を成功へ導く天才よ。心から信頼できた」

★ファブ・ファイブ・フレディ(ヒップホップカルチャーのパイオニア)
「駆け出しの頃、テディのショーの話を聞いた。シェップがチトリンサーキットから
黒人アーティストを解放したって。」

★ウィリー・ネルソン(シンガーソングライター)
「長年一緒にあぶない橋を渡ってきた。
ヤツは捕まらないように逃げるのがうまい。」

≪ハリウッドスター≫
★マイク・マイヤーズ(『オースティン・パワーズ』『シュレック』)
「シュワルツェネッガーとスタローンが来る宴会に誘われたんだ。
 (行ってみると)本当にあの2人が来てた。」

★マイケル・ダグラス(『ウォール街』『ブラックレイン』)
「持って生まれた才能と思いやりがある。クソ野郎だけどね。」
「誰にも話していないことをシェップには話している。妻にも内緒だ。」

★シャロン・ストーン(『氷の微笑』『カジノ』)/マイケル・ダグラス
(マイケルの発言で)「彼女(シャロン・ストーン)が家をほめると、シェップは“ありがとう、案内するよ”と言い、
 そのまま2人はどこかへ消えてしまった。

★クリント・イーストウッド(『ミリオンダラー・ベイビー』/トム・アーノルド(『オースティン・パワーズ』))
(トムの発言で)「(クリント)イーストウッドはボクを紹介されて“話してて”と言われて驚いてた。
 でも、シェップには逆らえない。」

★シルベスター・スタローン(『ロッキー』『ランボー』)
「S・リーヴスの体格とエルヴィスのカリスマ性、M・トウェインの知性を持つ。
オトコとしてはポルノ男優並みだ。」

「シェップを主人公にして『市民ケーン』のロックバージョンを作りたかった。」

≪セレブシェフ≫
★エメリル・ラガッセ(アメリカのトップシェフ)
「“セレブシェフ”の生みの親は誰かと聞かれたら、当然シェップさ」

≪音楽プロデューサー≫
★ボブ・エズリン(KISS、ピンクフロイド他プロデューサー)
「マネージャーの鏡だよ。彼の書くシナリオに誰もが従う」

■映画に登場したセレブリティ達
アリス・クーパー、マイク・マイヤーズ、マイケル・ダグラス、ジミ・ヘンドリクス、ジャニス・ジョプリン、
シャロン・ストーン、エイドリアン・ブロディ、クリント・イーストウッド、ジョン・レノン、サミー・ヘイガー、
シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、スティーヴン・タイラー、ダライ・ラマ、
アン・マレー、ボブ・エズリン、パトリシア・E・パーソン、トム・アーノルド、ウィリー・ネルソン、
ファブ・ファイブ・フレディ、エメリル・ラガッセ、ミック・フリートウッド、キャロリン・ファイファー、デレク・シュック、
チェイス・ウィリアムス、アンバー・ウィリアムズ、リンチェン・ダルロ、ハーブ・カーリッツ、ダニエル・ブールド、
ディーン・フィアリング、ラリー・フォルジオーネ、マーク・ターベル、マイケル・ニスチャン、ピノ・ルオンゴ、
ケイラ・ウィリアムズ、カーター・ウィリアムズ、タイラー・マクダニエルズ

■映画業界、料理業界など多岐にわたるプロデュース領域
ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリクスらと知り合い、
なりゆきで音楽マネジメントの世界に入ったシェップ・ゴードン。
以降、ピンク・フロイド、ルーサー・ヴァンドロス、テディ・ペンダーグラス、
アリス・クーパー等多数のアーティストをスターへと導いていきました。
天才的なプロデュース力を発揮した彼のマネジメントで、アーティストが売り上げた
総アルバム枚数は1億枚を超えます。
また彼のプロデュース領域は音楽業界だけに留まらず、料理業界、
映画業界など広くに渡り、奇想天外なアイデアで世の中に革命を起こし続けました。
まさにアメリカ史上最も享楽的な時代を作り上げた、エンタメ界の最重要人物といえるでしょう。

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執筆者

Yasuhiro Togawa