7 月に、“ヒップスター”と呼ばれファッションやアート、音楽などの最新カルチャーを独自のスタイルで貫く若者たちが活躍する映画が 2 作品続けて公開となります。
まず 7/22(金)より公開される『ヤング・アダルト・ニューヨーク』は、『イカとクジラ』(05)でアカデミー賞®脚本賞にノミネートされ一躍時代の寵児となったノア・バームバック監督の最新作。ブルックリンに暮らす、世代の違うカップルたちのモラルや価値観のズレ、成功への夢と野心のぶつかり合いを、リアルかつユーモラスに描いています。本作で、現代の SNS やネット社会に反するようにレコードやタイプライター、VHS テープなどを愛用し、“生の体験”を大事にしエネルギッシュに生きる 20 代カップルを『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で一気にスターへの階段を駆け上がったアダム・ドライバーと、『レ・ミゼラブル』の演技が高く評価されたアマンダ・サイフリッドが演じています。人懐こいが成功のためなら平気で他人を利用する野心あふれる若者を熱演しています!

そして 7/30(土)より公開される『ヒップスター』は、じんわりと心温まるストーリーが口コミとなり日本でも異例の大ヒットとなった『ショート・ターム』が記憶に新しいデスティン・ダニエル・クレットン監督の鮮烈のデビュー作。サンディエゴのインディミュージック/アートシーンを舞台に、悲劇に直面してもなおクリエイティブであろうとするアーティストの姿を描いたヒューマンドラマです。本作で主人公の若きシンガーソングライター、ブルック・ハイドを演じたドミニク・ボガートは、ブロードウェイミュージカル『ジャージー・ボーイズ』のシカゴ公演でノーム・ワックスマンという強烈なキャラクターを演じていたところをクレットン監督に見出され主演に抜擢されたという実力派!過去を受け止め、ひたむきに進もうとするその姿にぐっと目頭が熱くなること間違いなし。
この夏、NY ブルックリンと西海岸サンディエゴで、それぞれの思いを抱きながら生きる等身大の若者を描いた『ヤング・アダルト・ニューヨーク』『ヒップスター』、2 本併せて是非、ご注目ください!

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa