東京国際レズビアン&ゲイ映画祭実⾏委員会は、「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」から「レインボー・リール東京 〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜」に名称を変更し、新たなスタートを切ることになりました。
 さて、当映画祭の会期、オープニング上映作品、レトロスペクティブ上映作品が決定しました。
1.第25回レインボー・リール東京 〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜
  会場・会期決定
今年で25回目を迎える本映画祭は、「東京国際レズビアン&ゲイ国際映画祭」から「レインボー・リール東京」に名称を変更し、開催します。
この度、下記のとおり会場・会期が決定しました。
名称:第25回レインボー・リール東京 〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜
会場:シネマート新宿、スパイラルホール
会期:シネマート新宿
    2016年7月9日(土)〜7月15日(金) ※夜間のみの上映
   スパイラルホール
    2016年7月15日(金)〜7月18日(月・祝)
併催イベント:Le Grand Bal
       開催日:2016年7月8日(金)
       場 所:Restaurant Bar CAY (スパイラル B1F)
主催:NPO法人 レインボー・リール東京
シネマート新宿・スパイラルホールの2会場で、10日間に渡り、様々な切り口で表現された世界各国の映画を上映いたします。
また、併催イベントとして、映画祭公式パーティー“Le Grand Bal”を開催いたします。映画祭25年の歩みを振り返りつつ、昔を懐かしみ、未来を望み、今を楽しむパーティーです。
今回は、25回記念ということもあり、映画祭に携わるスタッフ一同、様々なイベントを計画し、開催する予定です。随時、ホームページやSNSで情報を公開いたします。

2.オープニング上映作品&レトロスペクティブ上映作品決定
 当映画祭のスパイラルホールオープニング上映作品、第25回開催を記念したレトロスペクティブ上映作品が決定しました。
 スパイラルホールオープニング上映作品は、カトリーヌ・コルシニ(Catherine Corsini)監督の『サマータイム』(英題:Summertime/原題:La Belle Saison)。2015年ロカルノ国際映画祭でヴァラエティ・ピアッツァ・グランデ賞を受賞した本作は、女性の自立を求めた運動が盛んであった、ウーマン・リブと呼ばれた時代における女性たちの恋を描いた名作です。
 また、第25回記念としてグレッグ・アラキ(Gregg Araki)監督に注目したレトロスペクティブ上映を実施。代表作である『ミステリアス・スキン』(原題:Mysterious Skin)と『リビング・エンド(デジタル・リマスター版)』(原題:The Living End: Remixed and Remastered)の上映が決定しています。
 世界各地から発信される珠⽟の映画を一人でも多くの方にお届けすべく、現在残りのプログラムも調整中です。話題作満載の全ラインナップは、後日発表します。乞うご期待!

【スパイラルホールオープニング上映作品】
『サマータイム』
英題:Summertime/原題:La Belle Saison
監督:カトリーヌ・コルシニ 2015|フランス、ベルギー|105分
★日本初上映
1971年、農家の一人娘デルフィーヌは保守的な両親から自立するため、パリへやってくる。そこでデルフィーヌは女性解放運動を率いるキャロルに出会い、彼女の自由な精神に惹かれていくが…。 ウーマン・リブの時代を背景に女性たちの恋を描き、2015年ロカルノ国際映画祭でヴァラエティ・ピアッツァ・グランデ賞を受賞。『スパニッシュ・アパートメント』のセシル・ドゥ・フランスがカリスマ的なアクティビストを好演!

【第25回記念 グレッグ・アラキ レトロスペクティブ上映作品】
『ミステリアス・スキン』
英題:Mysterious Skin
監督:グレッグ・アラキ  2004|アメリカ|99分
8歳の夏、カンザス州の田舎町でリトルリーグの野球チームに参加したニールとブライアン。その夏を境にニールは年上の男性に興味を抱き始め、売春を重ねるようになる。一方、記憶の一部を失ったブライアンは、自分がUFOに誘拐されたと思い込み、真相を追い求める。スコット・ハイムの⼩説『謎めいた肌』を原作とする⻘春映画の金字塔。『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン=レヴィットの繊細な演技が光る。

『リビング・エンド(デジタル・リマスター版)』
英題:The Living End: Remixed and Remastered
監督:グレッグ・アラキ  2008|アメリカ|85分
HIV陽性の診断に打ちひしがれ、女友達に慰められる繊細な映画評論家のジョン。ホモフォビアの一団に囲まれて銃を発砲し、ジョンに助けられるパンクスのルーク。失うものがない2人は愛の逃避⾏へ。絶望的な状況の中で激しく燃え上がる若者たちを描いた壮絶なラブストーリー。1993年の劇場公開当時、ゲイ版『テルマ&ルイーズ』として話題になったニュー・クィア・シネマの代表作。

ホームページ: http://tokyo-lgff.org/2015/(現在サイト構築中)
Twitter: @RRT_TILGFF
Facebook:https://www.facebook.com/RainbowReelTokyo/
Youtube :https://www.youtube.com/user/TokyoLGFF

執筆者

Yasuhiro Togawa