国内外から圧倒的注目を浴びる新鋭 真利子哲也監督の、満を持しての商業映画デビュー作にして衝撃作『ディストラクション・ベイビーズ』。脚本は真利子哲也と共に、『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞優秀賞を受賞し、若い世代の感情の揺らぎを掬いとる名手 喜安浩平が担当。そして、世界が注目する新鋭監督のもとに、柳楽優弥(25)、菅田将暉(22)、小松菜奈(19)、村上虹郎(18)と日本映画界を担い、革命をもたらす若き才能が集結!さらには、池松壮亮(25)、でんでん(65)ら、主役級の存在感を誇る演技派の競演も決定。若者の狂気と欲望を圧倒的な強度と密度で描き、昨今の日本映画の枠には収まりきらないパワーを持つ本作。

本作をいち早く鑑賞した、日本の映画界でもトップクラスの人気と実力を誇る俳優の山田孝之と綾野剛ら絶賛のコメントが届いた。

山田孝之(俳優)
以前共演した作品の出来上がりを観た時に、思ってはいたのだけれど、同事務所の先輩としての小さなプライドもあり言えなかった事実が今回『ディストラクション・ベイビーズ』での芝居を観た今は明言できる。彼の芝居はズバ抜けていて、こんな緻密で繊細なこと俺はできてないなって思う。柳楽優弥ってマジですげーよ。

綾野剛(俳優)
銀幕から激臭がほどばしった 泰良の愚直 裕也の酔狂 那奈の逆鱗 将太の啓示 それぞれの正しさは、人の心を殺すのだろう

黒沢清(映画監督)
映画史上まったく前例のないキャラクターを真利子哲也は生み出した。その男は、まるで食べて寝るように人を殴り、殴られる。山のように犠牲者が出るが、それが彼にとっての安らぎなのだ。私もいつのまにか影響され、不思議なすがすがしさを感じ始めていた。

松江哲明(ドキュメンタリー監督)
こんな映画が見れることを彼と出会って12年間、待っていた。真利子、完勝だよ。

大根仁(映像ディレクター)
いずれ大傑作を作ることは予想はしていたが・・・まさかここまでとは!日本映画界のジョーカー真利子哲也監督がついに覚醒!

熊切和嘉(映画監督)
それが彼にとっての存在証明であるかのごとく、ただ黙々と動くものを破壊する。高揚感とは無縁の、純粋な暴力。彼こそが暴力そのもの。外では絶対に会いたくないのに、スクリーンの中では、不思議と色気を感じさせていた。

米津玄師(ミュージシャン)
二時間弱のあいだにこれだけ人を殴ってる映画は初めてみました。舞台である松山市は僕の故郷である徳島と程近く、何だか少し懐かしさを感じると同時に、煮え切らないものを抱えていた十代の頃にこの映画と出会えていたら、どれほど景色が違って見えただろうかと思い馳せてしまいます。

飛ぶ鳥を落とす活躍を見せる若き才能たちがエネルギーを発露させ、公開前から大きな話題を集め、今期、ナンバーワンの衝撃と、忘れがたい記憶を刻み付ける『ディストラクション・ベイビーズ』にぜひ、ご期待ください。

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執筆者

Yasuhiro Togawa