『テラフォーマーズ』(主演伊藤英明/三池崇史監督)が公開し、3日間で2億4,176万7,200円、19万8,169人の結果となった。

ゴールデンウィーク初日となる、29日(祝・金)には初日舞台挨拶を丸の内ピカデリーで行い、その様子を全国123の劇場で生中継した。また、新しい試みとして、舞台挨拶中に各地のお客さんを電話でつなげ、出演者が観終わった感想を聞くという初日ならではのコーナーを設けた。賛否両論はありつつも、ターゲットである10代の客層には響いており、「テラフォーマーズ見た!面白かった!」「見る前はドキドキしたけど、ナイスな映画版!さすが三池監督×中島かずきクオリティ!ちゃんとしてます。原作の奴隷になってない」「意外と楽しめた」「期待してたけど、ちょっと残念だった…」と思い思いの感想をSNSで発信している。客層は、10代〜30代の男女(6:4)、若いカップルが劇場に足を運んでいる様子。興行収入に占めるローカルの比率は71%を超えるなど、都心部に偏らずローカルでも高いシェアを叩きだしており、原作ファンにとどまらず、全般的なエンタメファンが足を運ぶ結果となった。

また、同時公開したタイでは、日本映画最大級の公開規模である100スクリーンで公開され、3日間で640万バーツを売上、国内興収入ランキングでは第2位の好スタートを切った(1位はシビル・ウォー、3位はジャングルブック)。今後も海外公開は続き、台湾では5月6日、香港では5月19日、シンガポールでは7月6日を予定しており、ワーナー・ブラザース映画としてもアジア展開には大きな期待をかけている。タイでは、原作が少年漫画の中では人気ナンバー1ということと、公開に向けて、バスラッピング、屋外巨大デジタルスクリーン、など大々的なプロモーションが組まれ、集英社も初の試みである、アニメイト バンコク店でもポスター付きの原作本の販売や劇場で映画を鑑賞したお客さんとの相互キャンペーンが行われ公開を大いに盛り上げていた。

日本では、本格的なゴールデンウィークの大型連休に突入し、夏の一歩前、まだ“虫”は姿を見せていないが、涼しい映画館で親子で“昆虫バトル”を楽しんでもらいたい。

 
『テラフォーマーズ』 興行成績

<公開3日間>
 
観客動員: 19万8,169人
興行収入: 2億4,176万7,200円

『テラフォーマーズ』大ヒット上映中

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執筆者

Yasuhiro Togawa