1969年に読み切り漫画として週刊少女フレンドに掲載された、ちばてつや氏の短編『風のように』。
環境問題が話題になり始める少し前に、自然とそこに暮らす人間がどのように共存できるかを提起した至極の名作が、
問題の解決法がより複雑化した現代に、アニメーション作品として蘇ります。

アニメ制作は、『フイチンさん』など日本の懐かしい“アニメ”を得意とするエクラアニマル。
監督の本多敏行をはじめ、スタッフには野口征恒を中心に、木村圭市郎、大橋学、増田敏彦、田辺修といった
日本を代表する実力派のアニメーターが集結しました。
更に、主役「三平」の声をあの野沢雅子さん(青二プロダクション)が演じることでも話題です。
この40分の短編アニメーションが、下北沢トリウッドにて7月の夏休みロードショーが決定しました。

———————————————–
『風のように』(2016/約40分)

声の出演:野沢雅子、福原美波、武田華、鈴木れい子、柳沢三千代 他
原作:ちばてつや 企画:本多敏行 脚本:比戸野智恵
絵コンテ・演出:本多敏行 作画監督:野口征恒
原画:木村圭市郎、大橋学、増田敏彦、田辺修 他
美術監督:門野真理子 主題歌(「恋風」):松本佳奈
プロデューサー:豊永ひとみ 制作:エクラアニマル
http://www.kazenoyouni.com/

<あらすじ>
日本中、花を求めて旅をする養蜂家一家のトラックが谷底に転落し、
少年・三平だけが生き残った。三平は蜂に刺されて倒れていた少女・
チヨと出会い、彼女の住む里で暮らすことになった。
最初は、よそ者である三平を認めない村人たちだったが、手をつけずに
いた荒地を一人で開墾する姿を見て姿勢を変え、喧嘩ばかりしていた
ガキ大将・かめ吉も、三平を認めるようになる。
そんな時、蜂の大群が飛んできて…。

2016年7月9日(土)より下北沢トリウッドにてロードショー

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=55005

執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa