『英国王のスピーチ』でアカデミー賞4部門を受賞し、『レ・ミゼラブル』で世界中の観客を涙させた巨匠トム・フーパー。そして、車椅子の物理学者スティーヴン・ホーキング博士を演じた『博士と彼女のセオリー』で英米のアカデミー賞を制覇し、若手演技派スターのトップに躍り出たエディ・レッドメイン。今、最も映画ファンの注目と期待を集める二人が『レ・ミゼラブル』に続いてタッグを組んだ、映画史に残る傑作とも呼び声高い『リリーのすべて』(日本では2016年3月18日公開)。

日本時間12月10日(木)に行われた第73回ゴールデングローブ賞ノミネーション発表において、本作『リリーのすべて』が主要含む3部門にノミネート!ドラマ部門 主演男優賞にノミネートされたエディ・レッドメイン、ドラマ部門 主演女優賞にノミネートされたアリシア・ヴィキャンデル、そして作曲賞にノミネートされたアレクサンドル・デスプラから、喜びのコメントが到着いたしました!

アカデミー賞最有力との呼び声も高い本作は、今から80年以上も前に世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。命の危険を冒してでも自分らしく生きることを望んだ主人公と、その一番の理解者であり続けた妻が織りなす魂の触れ合いのドラマを、心揺さぶる演技と演出で綴りあげた感動作です。
アイナー・ヴェイナーの心の中で生まれ、やがてひとりの女性としての人生を獲得していくリリー・エルベを演じるのは、エディ・レッドメイン。その妻であるゲルダ役をアリシア・ヴィキャンデルが演じ、オスカー最有力候補として期待されております。

遂に発表となったアカデミー賞の前哨戦として最も注目される第73回ゴールデングローブ賞で、ドラマ部門 主演男優賞(エディ・レッドメイン)、ドラマ部門 主演女優賞(アリシア・ヴィキャンデル)、作曲賞(アレクサンドル・デスプラ)の主要含む3部門にノミネートされた本作。本賞でエディ・レッドメインがドラマ部門 主演男優賞を受賞すると、『博士と彼女のセオリー』に続く2年連続の受賞となり、『トゥルーマン・ショー』(1998・ドラマ部門)、『マン・オン・ザ・ムーン』(1999・コメディ/ミュージカル部門)のジム・キャリー以来17年振り、ドラマ部門のみにおいては『フィラデルフィア』(1993)、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)のトム・ハンクス以来、実に22年振りの2年連続受賞となります! また、アリシア・ヴィキャンデルは本作『リリーのすべて』でドラマ部門 主演女優賞、『Ex Machina』(原題)で助演女優賞にWノミネートを果たし、今映画界で最も注目される女優であることを証明する形となりました!

3人はノミネートを受けコメントを発表。喜びと感謝の気持ちを明かしています。
ゴールデングローブ賞は、現地時間1月10日(日)発表されます。その間も他賞レースのノミネーション、受賞発表にご注目ください!

 第73回ゴールデングローブ賞 ノミネーション発表 
ドラマ部門 主演男優賞(エディ・レッドメイン) / ドラマ部門 主演女優賞(アリシア・ヴィキャンデル)/
作曲賞(アレクサンドル・デスプラ)

このような素晴らしい俳優達の中に自分も加えていただいた事に対し、HFPA(ハリウッド外国人映画記者協会)にとても感謝しています。アリシアとアレクサンドルがノミネーションを受けたことも、同じように感激です。リリーとゲルダの物語を伝える機会を得ることが出来たのは、とても栄誉なことでした。トランスジェンダーのコミュニティが僕にくれたアドバイス、寛大さ、洞察について本当に感謝しています。
—エディ・レッドメイン(主演男優賞-ドラマ部門)

本当に感激しています。二つの素晴らしいノミネーションをくれた、HEPAに感謝申し上げたいです。私と同じ賞にノミネーションされている才能ある女優達、そして彼女達の卓越した演技と同格に自分を考慮してもらえることは、とても光栄なこと。『リリーのすべて』、『EX MACHINA』に関わることができたのは私にとって素晴らしい贈り物で、このような結果にも繋がり、とても興奮しています。ありがとう!
—アリシア・ヴィキャンデル(主演女優賞-ドラマ部門)

HEPAからの、なんて素晴らしいニュースだ。トム・フーパーは音楽を映画に使う事に関しては卓越していて、彼の映画『リリーのすべて』に関わることができた事は幸運でした。ありがとう!
—アレクサンドル・デスプラ(作曲賞)

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執筆者

Yasuhiro Togawa