『アメイジング・スパイダーマン』シリーズなどで世界的スターへと飛躍を遂げたハリウッド映画界若手きっての演技派俳優アンドリュー・ガーフィールドが主演する社会派サスペンス『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』が、2016年1月30日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国順次公開となります。

12月10日(現地時間)に発表された第73回ゴールデン・グローブ賞で、本作に出演するマイケル・シャノンが、助演男優賞にノミネートされました!

また、先日発表された第41回ロサンゼルス映画批評家協会賞で、助演男優賞を受賞。年末恒例となったアメリカの映画賞レースは序盤戦が繰り広げられる中、シャノンはすでに5つの男優賞にラインナップ。今後のカデミー賞でのノミネートも期待させます。

マイケル・シャノンが本作で演じるのは、リーマン・ショック後に荒稼ぎしてきた新興の不動産王のリック・カーバー。デニス(アンドリュー・ガーフィールド)たち家族が住む家をある方法で差し押さえに持ち込み、たった2分の猶予で強制退去させる冷徹極まりない男だ。そして、家族を守り、想い出のつまった家を取り戻したい一心で職探しに奔走するデニスを雇い、借金を抱えた庶民をさらなる苦境に追い込んでいくふたりの共謀関係が始まるのだ。当初は殺したいほど憎いと思っていたデニスもカリスマ性溢れるカーバーにどこか惹かれ、危うい一線を超えていくことになる−。

シャノンは、“金”や“欲”にまみれた優れたドラマには欠かせない魅惑的な悪役を迫力たっぷりに演じきり、デニスのみならず観る者を魅了していく。アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』、数々の主演男優賞を獲得した『テイク・シェルター』にも勝るとも劣らない本作での熱演に期待してほしい。

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執筆者

Yasuhiro Togawa