8月22日(土)より全国公開となります、竹野内豊主演最新作『at Home』(配給:ファントム・フィルム+KATSU-do)が、8月27日から9月7日までカナダ・モントリオールにて開催される、第39回モントリオール世界映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式招待されることとなりました。モントリオール世界映画祭は、2008年『おくりびと』が最優秀作品賞を受賞、その後10年に『悪人』で深津絵里が最優秀女優賞、11年に『わが母の記』が審査員特別賞グランプリを、そして昨年は『ふしぎな岬の物語』が審査員特別賞グランプリとエキュメニカル審査委員賞の2冠を、『そこのみにて光輝く』が最優秀監督賞を獲得したことなどで知られており、毎年8月下旬から9月初頭にかけてカナダのモントリオールで開かれる国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の北米最大規模の国際映画祭。アカデミー賞の前哨戦としても注目されています。

主演の竹野内豊は、『とても嬉しいです。監督やスタッフ、キャストの方々と作り上げた映画ですので、監督の喜びを考えると、感慨もひとしおです。また、自分が主演させていただいた映画で海外映画祭に出品されたことは初めてに等しいので、外国の方々に、この【他人同士】という一風変わった設定がどのように受け止められるのかがとても楽しみですし、人と人の、日本的な機微を感じてもらえたらと思っています。』と喜びのコメントを寄せ、蝶野博監督は『家族の在り方は国によって様々だと思うので海外でどのように受け止めてもらえるのか楽しみです。』とコメント。

その一家は、どこにでもある普通に幸せそうな家族。しかし彼らは、決して振り返りたくはない過去を持つ、偽装家族。さらに父・和彦(竹野内豊)は泥棒、母・皐月(松雪泰子)は結婚詐欺師、長男・淳(坂口健太郎)が偽造職人で、長女・飛鳥(黒島結菜)とまだ幼い次男・隆史(池田優斗)も「犯罪で生計を立てていること」を知っていた。なぜ、5人は危ない橋を渡る歪な関係を選んだのか?このリスキーな生活もついに綻びが生じ、母親が監禁され誘拐されてしまう事態に発展する。

DREAMS COME TRUEの名曲を映画化した「未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜」の蝶野博監督が、原作の映画化が相次ぐ人気小説家本多孝好の珠玉の短編小説「at Home」を映画化した本作。メインキャストの5人の他にも、國村隼や板尾創路、千原せいじ、村本大輔など豪華で個性的な面子が映画を盛り上げる。

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執筆者

Yasuhiro Togawa