5月23日(土)より、『サンドラの週末』(ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督 配給:ビターズ・エンド)が、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町他、全国7館で公開、好スタートを切りました!主演のマリオン・コティヤールが第87回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた本作は、カンヌ国際映画祭にて2度のパルムドール大賞を含む5作品連続で主要賞6賞の受賞を誇る巨匠、ダルデンヌ兄弟監督の最新作。

ハリウッド大作にも出演するオスカー女優、マリオン・コティヤールの、華やかさを封印した渾身の演技を世界中が絶賛、日本でも、決して強いヒロインではない主人公と、善悪だけではない物語に共感の声が集まり、数多くの媒体で「生涯でも忘れ難い一作にランクイン間違いなし!」「主人公の感情に涙が止まらない」「とにかく、じんわり心に響く」と大枠での絶賛評が続出。

公開前には映画で描かれる主人公の状況を日本の現状に照らし合わせて、労働問題を考えるシンポジウムを実施し、社会的な切り口でもNHKをはじめ、新聞でも紹介されて注目を集めました。公開前日の新聞各紙で更に、「意外で心を打つ結末」「主人公に人間の尊厳が滲み出ているようで胸を打つ」「心に深い感動を投げつけるラストシーン」と大枠の絶賛評が並び、作品への期待値が上がったものと思われます。

Bunkamuraル・シネマの初日前半はシニア・中高年層の女性連れやご夫婦など、夕方以降は3〜50代の男女、ヒューマントラストシネマ有楽町の客層はやや若く、昼間の回には3〜50代男女の女性連れ、夫婦、1人客など、夕方以降は20代も見受けられるなど、劇場と時間帯で幅広い年代の客層が来ている模様。全国的に男女比は5:5となっています。

公開前日の映評に加えて、今週末も新聞各紙にて映評・監督来日時のインタビュー記事の露出などが今後も続くことから、平日の中高年層の動員と口コミでの更なる広がりが期待されます。

以下に初日、2日目動員数・興行収入をお知らせします。

初日・2日間合計    

【都内2館計】 1,418名 / 1,903,900円
【全国7館計】 2,587名 / 3,294,300円
              

◆作品情報・上映スケジュールは、公式サイトをご参照ください:http://www.bitters.co.jp/sandra

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=53369

執筆者

Yasuhiro Togawa