この度第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門におきまして黒沢清監督作品『岸辺の旅』が、“日本人初の監督賞を受賞”するという快挙を成し遂げました!
黒沢清監督にとっては、2008年の 第61回カンヌ国際映画祭 「 ある視点 部門」で審査員賞を受賞した『 トウキョウソナタ 』に続く、カンヌ国際映画祭での受賞となりましたが、本作にw主演し、夫婦役を演じた深津絵里と浅野忠信から歓喜のコメントが届きましたので、報告いたします!

☆深津絵里の談話
黒沢監督!監督賞、受賞おめでとうございます。 最高に最高にうれしいです。すばらしいです。 私にとって絶対忘れることの出来ない強烈な作品のひとつとなりました。 このめぐり合わせに感謝。 早く喜びを分かち合いたいなぁ。 浅野さんと日本でお待ちしています。

☆浅野忠信の談話
黒沢監督!「岸辺の旅」カンヌ国際映画祭ある視点部門監督賞受賞!
本当におめでとうございます!!!
そしてありがとうございます!!!
監督と深津さんとこの映画を作れたことを心から誇りに思います。

☆黒沢清監督 受賞時のカンヌでの談話 

まさにサプライズで、とても緊張しています。ささやかな作品が、こうしてカンヌの場で、ひとつの輝きとして発見して頂けたのだと思います。とても光栄です。
審査員長のイザベラ・ロッセリーニさんからも「おめでとう」との声をかけて頂きました。
監督賞は、作品全体の賞であると思っています。すべての俳優、すべてのスタッフに頂いた賞ということで、とても誇りに思います。
先に帰国された深津さん、浅野さんと一緒にカンヌに来られただけでも楽しい思い出になりましたが、本日、このような賞をいただいて、さらに良い思い出になりました。二人には「ありがとうございました」と伝えたいです。お二人の力があったから、こうした場に招かれましたし、お二人がいたから初めて「人生」を描くことができました。日本に帰ってから、深津さん、浅野さんと「カンヌ楽しかったね」と盛り上がりたいです。

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執筆者

Yasuhiro Togawa