落ち目の俳優となった杉崎(藤原竜也)が、俳優人生を賭けて新境地に挑むべく、伝説の未確認生物(UMA)「ヤーガ」を求め秘境の地を探検するテレビ番組の隊長に挑戦。番組がオモシロければ何でもありのプロデューサー(ユースケ・サンタマリア)、大雑把に進めていくディレクター(小澤征悦)、職人気質のカメラマン(田中要次)、UMAオタクの音声・照明(川村陽介)、バラエティ番組をバカにするAD(佐野ひなこ)、テキトーな現地通訳(岡安章介(ななめ45°))ら番組スタッフのチームワークもバラバラで、行き当たりばったりの撮影に振り回される杉崎だが、いつしか隊長の自覚も芽生え“真剣”に番組作りに挑む姿を描いた作品。

 実際の撮影も“南国のジャングル”さながら全国の秘境スポットで行われ、”スタッフ“がガケから転落するシーンや、地中に広がる巨大風穴での長期間ロケなど危険を伴う過酷なロケの連続に、主演の藤原竜也も「記憶が飛ぶくらい過酷な撮影だった!」とコメント。隊長を中心に、危険なジャングルロケに挑む番組スタッフたちの様子は、かつて川口浩や藤岡弘、が出演していた「探検隊」シリーズを彷彿とさせる内容。

 原作はベストセラー「ちょんまげぷりん」の著者・荒木源による同名タイトル「探検隊の栄光」(小学館刊)。監督は、『グッモーエビアン!』(12年)や『猫なんかよんでもこない。』(16年公開予定)の山本透が務めた。

【キャスト・監督コメント】
●藤原竜也
  UMA好きな自分にドンピシャな役。でも、記憶が飛ぶくらい過酷な撮影でした! 
  “隊長”はほぼ全てのシーンに出ていたので、途中、ユースケさんに代わって欲しい…などと思っていましたが、
そのユースケさん自体がクランクアップの2日前くらいまでは降板してしまいそうな程、本当に過酷で楽しい現場
  でした!
●ユースケ・サンタマリア
  本当に降板しなくて良かった!
●小澤征悦
  藤原“隊長”の燃えたぎる情熱で、過酷な現場の辛さも悩み事もすべて吹っ飛びました!!
●山本透監督
  撮影現場に放り出されたキャストの皆さんが、いかに過酷な環境だろうが芝居をしなければ帰れないと、半ばあき
  らめ?腹をくくり、ヤケクソになりながらはじけた芝居をしまくってくれました。最高のチームワークでした。
  最高にくだらなくて、最高に楽しい探検隊が誕生しました。一刻も早く完成させて、皆さんにお届けしたい!

  

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執筆者

Yasuhiro Togawa