不当に解雇を言い渡されたサンドラが、仕事を続けるための条件—16人の同僚が、ボーナスを諦め、自分の復職に投票してくれること。
サンドラは夫に支えられながら1人1人の家を回り説得を試みる…。マリオン・コティヤールは、繊細ながらも必死に同僚の元を訪ね歩く
等身大の主人公サンドラを熱演。常に不安げで、自分に自信の持てない女性が、同僚を訪ねるなかで、徐々に自分にも、
そして周りにも希望を見出していく姿には、観ている誰もが心を強く揺さぶられます。

そんな本作をひとあし先にみた各界の著名人から絶賛のコメントが続々到着しました!

<名だたる実力派女優たちが、マリオン・コティヤールの演技を絶賛!!>

■中谷美紀さん(女優)
ダルデンヌ兄弟が弱者へ向けるあたたかい眼差しは、
カメラを介在してマリオン・コティヤール演じるサンドラへ注がれ、その痛ましいほどの演技に胸を打たれた。

■橋本愛さん(女優)
一人の女性の人生に徹底的に寄り添い抜いた監督方の眼差しと覚悟に感涙。
誰も悪ではない。ラスト、女性の歩く後ろ姿に静かな希望を見ました。とても、優しい映画です。

■紺野美沙子さん(俳優/国連開発計画(UNDP)親善大使)
「自分は何者でもない」と気づいたときから人は強くなれる。
サンドラをリアルに演じきったマリオン・コティヤールに感服。

■南果歩さん(女優)
何よりも弱い自分に打ち勝つこと、人事を尽くす事、そして周りの人たちを思いやる事。
人生は結果だけではない、それまでの道のりが大事なのだ。
サンドラの歩く姿が全てを物語っている。 

<諦めずに前を向く…主人公サンドラの姿に共感…!>
■小島慶子さん(タレント、エッセイスト)
自分には無理、とあなたは思うかもしれない。サンドラもそう思っている。
うまくいくかどうかはわからない。だけど、彼女が何に勝ったのかを、どうか最後まで見て欲しい。

■板谷由夏さん(女優)
生きていくのは大変で、そうでない人はいないと思う。光があれば影がある。
ただ、いつだって「今から」は可能だ。サンドラと彼女の家族はそれを諦めない。私も諦めたくない、と思うのです。

■山内マリコさん(作家)
働くことや主張することの意義に、だんだん確信を持っていく主人公。
マリオン・コティヤールは強くもなく弱くもなくて、そこがいい。

■加藤千恵さん(歌人、小説家)
彼女は歩き、人々に会い、言葉を尽くし、前を向く。
働くために、生きるために。サンドラの週末は過ぎ、サンドラの人生は続く。

■小堺一機さん
この映画には、サンドラが聞いた音しか聞こえてきません。
あなたの耳はサンドラの耳に、サンドラの週末は“あなたの週末”になるのです!!

<ダルデンヌ兄弟の映画ならではの衝撃を味わう…!>
■荒木経惟さん(写真家)
フツーの映像のシーンばかりなのに、スリリング。
とくにスキなシーンは車中で3人が「グロリア」を歌うシーン、曲線の道をゆくラストシーン。
サンドラのファーストシーンに胸さわいだ。

■赤ペン瀧川さん(なんでも添削家)
『映画に必要なのはこれだけだ!』という“極限まで削ぎ落とされた映画の魅力”が 詰まった傑作!
生々しく描かれる1人の女性の姿に胸を打たれまくり!

■光石研さん(俳優)
玄関ベルが鳴り、ドアスコープにダルデンヌ兄弟。
ドアを開けると
「映画観たんだって? どお、ちゃんと生きてる? で、サンドラに投票する?」この監督は刺してきますね。

<人は弱い、それでも生きる…映画をみれば、人生観も変わる!?>
■長島有里枝さん(写真家)
「勝つ」ことが生きることなら、生まれつき弱いものに価値はあるか。
『サンドラの週末』はこの自問への、一つの答えとなった。

■中田有紀さん(フリーアナウンサー)
現実、人情、プライドの狭間で揺れ動く。今までの自分のすべてが試される。
そんな状況に向き合い答えを出すことで、人は成長していくのです。

■山田和樹さん(指揮者)
一人の行動がまた人に影響を与えて自分をも変えていく。
誰にでもある孤独と勇気との戦いを見事に表現していた。素晴らしい。感動しました。

■中嶋朋子さん(女優)
傷み 苦しみ そして愛。静かに投じられた石に私の心は ゆれ続けている。
けれど水面に煌めいたのは社会、人生、私たち自身の確かな光。

■松田青子さん(作家、翻訳家)
働いたことのある人で、サンドラたちの気持ちがわからない人はいないはず。
甘くない現実に真っ正面からぶつかった真摯な作品だ。

と、たくさんの方々に『サンドラの週末』の魅力についてコメントを頂きました。
女優・中谷美紀さんは、マリオン・コティヤールと同い年。かねてよりコティヤールの演技力にほれ込み、以前コティヤールが来日した際に
イベントにて対面。女優として共感し合った仲でもあります。
今回は、コメントのだけではなく、『サンドラの週末』の予告編ナレーションも担当してくれました。

著名人のみならず、映画評論家や、ライターも唸る事前評価の高い『サンドラの週末』。
業界内からも根強いファンの多いダルデンヌ兄弟とマリオン・コティヤール。最強のコレボレーションを、ぜひ劇場で観てみてはいかがでしょうか。

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執筆者

Yasuhiro Togawa