東映の戦後70年企画として、監督に磯村一路(『解夏』『がんばっていきまっしょい』)、主演に鈴木京香を迎え、1月23日にクランクインし、3月10日に無事クランクアップを迎えた映画『おかあさんの木』がついに完成!すべての母と子供たちに贈る “涙のエンタテインメント” が6月6日(土)に全国公開となります。

原作は約45年前に発表後、幾度も小学校5年生用の教科書に掲載され、5月には大人向け文庫としても発売が決定している、平和を訴え続ける不朽の名作です。
突然はじまった戦争により、貧しいながらも懸命に育て上げた7人の子供たちを次々と兵隊にとられ、そのたびに桐の木を植え、息子たちが無事に生きて帰るのを待つ…そんな優しい母親・田村ミツを鈴木京香が演じます。共演には、田村家の次男、二郎:三浦貴大や、ミツの夫の同僚で、夫の亡き後も田村家を見守り続ける昌平:田辺誠一と、その娘サユリ:志田未来、そして物語の語り部であり、現代パートのサユリを演じる:奈良岡朋子ら豪華キャスト陣が名を連ね、いつの時代も決して変わることのない人々の繋がりや、“母と子の情愛”を描きます。

この度、予告編とポスタービジュアルが到着いたしました。
本予告には出征する息子を送る母ミツ、戦地で母を思う二郎、絶望的な戦況を憂う昌平とサユリ、そして田村家の長男一郎の空っぽの骨壺が映し出されると、見る者の感情を揺さぶるようにメインテーマが流れ、雪が降る中ひとりの兵士の顔が印象的に現れます。おかあさんは、「おかえり」と言えたのでしょうか。子供たちは、「ただいま」と言えたのでしょうか。 というナレーションに、幼き日の子供たちが無邪気に雪合戦をしている場面が重なると、この子らとその母の未来を想い、切ない涙があふれること間違いありません。

予告編
http://youtu.be/IfVH3n-zU0o

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執筆者

Yasuhiro Togawa