園子温監督待望のオリジナル作品『ラブ&ピース』が6月27日(土)よりTOHOシネマズ新宿他全国ロードショーいたします。監督は、『愛のむきだし』『ヒミズ』など海外の評価も高い、日本映画界の至宝・園子温。いままでの“園子温ワールド”のイメージと一線を画す本作は血が出ない!誰も死なない!エロくない!しかしながら、園監督らしい超展開はそのままに体験できる極上エンタテイメント!今回、園子温が初の特撮を用いて演出し、崩壊する東京の街に巨大化した“LOVE”=愛の怪獣が東京の街に現れます。東京に愛が降り注がれるそのクライマックスは、観たこともない【感動と涙】を誘います。

このたび、本作の予告編が解禁となります。
https://youtu.be/VNOLGXJOuKc

◆愛と怪獣が、東京の街に奇跡を起こす——
ロックミュージシャンの夢に挫折し、うだつの上がらない日々を過ごすサラリーマン、鈴木良一(長谷川博己)。会社では「廃棄」と書かれたシールを貼られたり、想いを寄せる同僚の寺島裕子(麻生久美子)ともまともに話すこともできずにいた。
人生に足りない欠片<ピース>を探していた良一だったが、ある日運命的なものを感じペットにしていた一匹のミドリガメ「ピカドン」をトイレに流してしまったことからその人生が一変する…。
予告の後半では、RCサクセションの不朽の名曲「スローバラード」とともに熱狂した観客に包まれた人気ロックスターの姿が。それは自信に満ち溢れ、きらびやかに変貌した良一だった。そして日本中を席巻する良一の前に、愛を背負った巨大な“LOVE”が現れ…。
園子温監督が「この映画は俺の魂の集大成だ」という本作。執筆から25年の時を経て、愛<ラブ>を人生の欠片<ピース>を探す、すべての人に贈る【規格外】の感動エンタテインメントが誕生した!

また、第5回北京国際映画祭(4月16日〜4月23日)において、コンペティション部門「天壇奨(Tiantan)」に、日本映画として初めて正式出品いたします。コンペティション部門「天壇奨(Tiantan)」は第3回から正式に設立され、最優秀作品賞、最優秀監督賞など合計10項目の賞が設けられている。今年は90か国以上から930本の映画がエントリーされ、そのうち『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズなどのツイ・ハーク監督や、『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のジャン=ジャック・アノー監督などの作品を含む15本の映画がコンペティション部門に選出されています。『ラブ&ピース』の公式上映は4月19日(土)に行われ、日本からは園子温監督と主演の長谷川博己、大月俊倫プロデューサーらが現地で会見、レッドカーペットイベントに参加した。授賞式は4月23日(木)を予定しており、日本映画初の受賞にも期待がかかります。

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執筆者

Yasuhiro Togawa