映画『スパイ・レジェンド』ピアース・ブロスナンが「007」以来のスパイ役を演じる理由とは?
『007/ダイ・アナザー・デイ』以来13年ぶりとなるピアース・ブロスナンが挑む、本格スパイ・アクション大作『スパイ・レジェンド』が2015年1月17日(土)より、角川シネマ有楽町、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国ロードショーとなります。
伝説の元CIAエージェントが、ロシア大統領選をめぐる国際的陰謀に巻き込まれ、自ら育てた現役スパイと緊迫の攻防を繰り広げる本格スパイ・アクション大作。
かつては”ノベンバー・マン ” というコードネームを持ち、高度な訓練を受け活躍していた伝説のCIAエージェントのピーター・デベローをピアース・ブロスナン演じている。
ピアース・ブロスナンがスパイ役を演じるのは実に13年振り。久々にスパイ役でのスクリーン復帰に並々ならぬ気合いを見せているが、それにはあの大人気シリーズが関係していた。
ピアース・ブロスナンの代表作といえばあの5代目ジェームズ・ボンドを演じた「007」シリーズ。1990年代、『007/ゴールデンアイ』(95)、『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』(97)、『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』(99)の3作で世界興行成績10億ドル越えを果たし、『007/ダイ・アナザー・デイ』(02)では約5億ドルの大ヒットに導く。
しかし02年を最後に「007」シリーズを降板。「007」シリーズ出演中はイメージの固定化を恐れ、他作品にも出演しており「これで自由になった」と降板に未練がないように思われていた。本作『スパイ・レジェンド』で『007/ダイ・アナザー・デイ』以来となるスパイ役を演じることになったことについて、ピアース・ブロスナンは『これは僕にとってのリベンジでもあるんだ。正直な話、もっとジェームズ・ボンドを演じ続けたいと思っていたのに降板になってしまった。興行的にはすべて成功していたのにね。その悔いがずっと残っていたんだ。この映画の話を聞いた時、原作やデヴェローというキャラクターの深み、そしてなにより素晴らしい脚本が出来上がった時、出演することを決心した。ようやく別の形で満足できる、満足させられると思ったんだ』と語る。
上品かつ洗練されたジェームズ・ボンド髣髴とさせる華麗な動き、迫力の銃撃シーンやド派手なカーアクション!そして、ジェームズ・ボンドを演じていた頃には無かった円熟さと凄味がプラスされた、あなたが一番観たいピアース・ブロスナンが究極のスパイ役でついに帰って来た。すでに続編製作も決定し、新たなるピアース・ブロスナンの代表作になるのは間違いない。ジェームズ・ボンド、ジェイソン・ボーン、ジャック・ライアン シリーズに次ぐ、本格スパイ・アクション大作の誕生を是非、大スクリーンで見届けてほしい。
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執筆者
Yasuhiro Togawa