世界で最も素晴らしい作品を生み出し続け日本でも多くのファンを抱えるスタジオ、ディズニー/ピクサー。大ヒット作「モンスターズ・ユニバーシティ」(13)の公開から2年ぶり、全世界待望の最新作『インサイド・ヘッド』の全国公開が2015年7月18日(土)に決定した。

クローゼットの扉の向こう側にあるモンスターの世界をエモーショナルに描いた「モンスターズ・インク」、無数の風船の付いた家で大空の冒険に出た「カールじいさんの空飛ぶ家」など。観客をユニークでイマジネーションに富んだ世界へ連れ出し、アニメーションならではの特別な体験を贈り続ける、ピート・ドクター監督が手がける最新作『インサイド・ヘッド』が描く世界は“人間の頭の中”。数あるディズニー/ピクサーの傑作が描いてきた“世界”の中でも最も身近で最も独創的な“人間の頭の中”を描いた、この感動ファンタジー作品の主人公は、11歳の少女ライリー。…ではなく、彼女の頭の中にある“5つの感情”が主人公──ジョイ〈喜び〉(中央)、アンガー<怒り>(左)、ディスガスト<嫌悪>(左から2番目)、フィアー<恐れ>(左から4番目)、そしてサッドネス<悲しみ>(右)だ。

監督のピート・ドクターは「カールじいさんの空飛ぶ家」で世界中に感動の渦を巻き起こしアカデミー賞を受賞。監督デビュー作となった「モンスターズ・インク」はあまりにも有名で、その他にも「トイ・ストーリー」のキャラクター開発、「ウォーリー」の脚本原案&製作総指揮など、ディズニー/ピクサーの“感動作”には欠かせないピクサーの主要メンバー。そんな彼が娘(12才)の成長を見守る中で見つけた心の変化に着眼点を得て考えられた作品で「これ(『インサイド・ヘッド』)は誰しもが経験したストーリーだから興味を持ってもらえると思うよ」と、成長過程で誰にでも訪れる(訪れた)変化を描いたストーリーであることに並々ならぬ自信を持つ。

『インサイド・ヘッド』の“世界”となる、とても明るく幸せに育った少女ライリーは、父親の仕事の都合で今まで育った田舎に別れを告げ、都会のサンフランシスコに引っ越しをすることになる。ライリーが新しい生活に慣れようとする中“感情=キャラクター”たちは、それぞれが彼女の幸せを守ろうとぶつかり合ってしまう。そして彼らの行動はライリー自身の感情となり、予想のつかない大事件を巻き起こすことになる。
果たして彼らは、彼らが大好きな“世界=ライリー”を守れるのか?
2015年夏、誰もが知っているのに誰も見たことがない世界で、何よりも大きな感動をディズニー/ピクサーが世界中へ届ける。

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執筆者

Yasuhiro Togawa