仲間由紀恵演じる自称・超売れっ子天才美人マジシャンの山田奈緒子と、阿部寛演じる自称・天才物理学者の上田次郎の迷コンビが、不可思議な現象の裏に潜むトリックを暴く「トリック」シリーズ。2000年7月のシリーズ放送開始から14年目となる2014年1月11日(土)、『トリック劇場版 ラストステージ』でついに完結を迎えることになった「トリック」が、完全新作となるドラマスペシャルでも放送が決定! 欲望と愛憎、因習と超常現象とが絡み合う、「トリック」の原型とも言えるジャパネスク・ミステリーで、映画もドラマもこれにて最後!是非ご期待ください!

■最後のドラマスペシャル! 国民的スターの迷コンビがお茶の間に帰ってくる!!
 自称・売れっ子マジシャンの山田奈緒子と、天才物理学者・上田次郎の凸凹コンビがさまざまな超常現象に挑み、隠されたトリックを暴くオリジナルドラマ『TRICK』。シリーズ完結編となる劇場版4作目『トリック劇場版 ラストステージ』の映画公開に合わせ、テレビでも復活を遂げ、シリーズ集大成にふさわしいエンターテインメント巨編を完成させる!

■『TRICK』らしさ満載の和風本格ミステリー! 舞台は“水神家の一族”!?
 マレーシアのジャングルでシリーズ初の海外ロケを敢行し、完結編にふさわしく壮大なスケール感を呈する劇場版に対し、ドラマスペシャルは、因習にとらわれた村を舞台に繰り広げられる、「これぞまさにTRICK!」というべき奇妙な世界観と、『TRICK』らしい仕掛けに満ちた和風本格ミステリーとなる。

■個性派女優陣による前代未聞の骨肉バトル!若手注目俳優の福士蒼汰&朝倉あきも出演!
 水神家で骨肉の争いを繰り広げる美しき三姉妹には、飯島直子、藤田朋子、国生さゆりの、華も毒も演じられる超豪華女優陣をキャスティング。また、若手注目株ナンバーワンの人気俳優福士蒼汰や朝倉あきが出演、堤監督のメガホンのもとさらなる境地を切り開く!

コメント
仲間由紀恵さん
 最後ということで、「トリック」シリーズの集大成と言ってもいい作品。これまでやってきたギャグたちが散りばめられている上に、新しい出演者の皆さんの魅力が加わり、よりパワーアップしています。ストーリーは、視聴者の皆さん私たちも好きな純和風で、ある作品へのオマージュ?(笑) ヒントを追えば追うほどゴールが見えなくなるという謎に包まれた一族のお話を、恐怖と推理の楽しみを味わいながら見てもらえると思います。

阿部寛さん
 今回は、現場でみなさんの演技を見ていてツボに入ることが多くて…。自分には珍しいことなんですけど、三姉妹ってこんなに怖いんだなと(笑)。堤監督がそれぞれのキャラクターに合った嫌味な言葉を足しているんですが、ご本人たちが怒らないかなと心配になるようなリアルなセリフが楽しく、監督の冴えを感じます。一瞬、どこをやっているのか分からなくなるほど変化の多い現場ですが、すごく面白いトリックになることを自分自身期待しています。

飯島直子さん
 今回、テレビでしか見たことがなかった堤ワールドに参加でき、とてもうれしく思っています。恐ろしい三姉妹を演じていますが、芝居のことを考えて現場に入るのは、堤監督の下では駄目ですね(笑)。本番は全然違うことになるので、必死でついていくという感じです。

藤田朋子さん
 まな板の上の鯉?鯛?(笑) とりあえず捨て身で、言われたとおりに自分を動かしてみてはいますが、はたしてそれが正解なのかどうかまったく分からず、OKが出てホッとするという毎日です。月子のメイクは大変気に入っております。三姉妹の中で最も普段とかけ離れたスタイル。外側からキャラクターが生まれてくるので、大変ありがたいです。

国生さゆりさん
 私の初めてのプロモーションビデオを堤監督に撮ってもらって以来のお仕事で、すごくうれしい。飯島さんと藤田さんの二人は、本番になると何するかわからないので、すごく怖いんです(笑)。撮影前日にセリフが飛んでくるように増えていくことや、カメラが5台もあることに驚きながら、緊張感を持って撮影しています。

福士蒼汰さん
あの世界観に自分が存在できたことが嬉しかったですし、撮影中も堤監督の演出が斬新で、最初は少し戸惑うこともありましたが、撮影が進むにつれてその演出をすごく楽しんで演じています。
今まで演じたことのないキャラクターなので、オンエアを見て楽しんでいただけたら嬉しいです。

朝倉あきさん
 私の役は、三姉妹の皆さんにいたぶられる役どころ。一人ずつだったり、三人同時だったり、ヘッドロック掛けられたり、強制労働させられたり(笑)。最初はなじめるかどうか不安でしたが、最近では痛めつけられることが楽しくなってきました。

堤幸彦監督
 最後のドラマは、トリックの特徴的作品群の一つ、因習に閉ざされた山奥で起きる殺人事件に主人公たちが巻き込まれていくという、出典のまるでない(?)“斬新”な世界観を描きます(笑)。トリックの原理原則、スピリットのようなものを映画、そしてこのドラマを通して最後にお届けできることをうれしく思います。
 この14年を振り返ると、縁は異なもので、すばらしい大好きな役者さんとご一緒でき、その出会いがトリック以降の作品で大きな力となっています。深夜ドラマで始まった当時のことを思うと、「トリック」がここまで成長したことにはびっくりですが、例えば病院に行くと医者が私の顔を見て、「トリックの人ですよね」と言うんです。自分の代名詞的な作品となったことに感無量。これこそ僕の代表作です。
 仲間さん、阿部さんとは、お互いに時代を駆け抜けてきた感があります。お疲れ様でした。ありがとうございました。いまや二人とも押しも押されもせぬ大スター。今後の活躍を期待するとともに、なんかあったら仕事ください(笑)。奈緒子と上田の関係に進展? それはあっちゃ〜どうなんだろう(笑)。それはない!と言っておくけれど、最後の最後にあれ?的な…(笑)。
 最後のトリックの見方は、映画もドラマも両方観て、また映画を観る。これが一番わかりやすい。そして、より細かい部分はぜひDVDで(笑)。“祭り”として総合的に楽しんでもらえればと思います。

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執筆者

Yasuhiro Togawa