1967年にモンキー・パンチ氏が世に送りだした『ルパン三世』(週刊漫画アクション創刊号で連載開始)。ハードボイルドかつコミカルな大泥棒“ルパン三世”が活躍する物語は、当時の漫画の概念を覆し、少年少女向けでも成人向けでもない「青年漫画」という新たなジャンルを切り開きました。1971年には緑ジャケットで活躍するルパン三世を描いたテレビアニメ1stシリーズがスタートし、続いて赤ジャケットの2ndシリーズ(1977年〜)がスタート。瞬く間に幅広い層の人気を獲得し、40年以上愛され続けてきた国民的大泥棒ルパンがアニメを飛び出し、2014年スクリーンで大暴れします!!
この度、『ルパン三世』に出演する超豪華キャスト陣が決定致しました!

  ★神出鬼没、大胆不敵、天才怪盗こと“ルパン三世”… 小栗旬
 
  ★ルパンの相棒天才ガンマン“次元大介”… 玉山鉄二
 
  ★居合の達人“石川五ェ門”… 綾野剛
 
  ★敵か?味方か?いつも妖艶で気まぐれな“峰不二子”…黒木メイサ
 
  ★ルパンの宿敵、ICPOの“銭形幸一警部”… 浅野忠信
 
その他に本作のオリジナルキャラクターのルパンの宿敵マイケル・リー役には台湾の人気グループ「F4」として活動しているジェリー・イェン。その仲間ロイヤル役には『アジョシ』でウォン・ビンと死闘を演じたタナヨン・ウォンタラクン。伝説の大泥棒ドーソン役には『戦場にかける橋2/クワイ河からの生還』などの
ニック・テイト。ルパン一味として活躍するピエール役には韓国の新星キム・ジュン。さらに闇社会を牛耳るプラムック役には『ハングオーバー!! 史上最強の二日酔い、国境を越える』が記憶に新しいニルット・シリジャンヤー。プラムックの秘書ミス・ヴィー役にはタイの歌姫ヤヤ・イン。と世界各国から実力派俳優たちが集結し、実写化不可能と言われた『ルパン三世』に挑みます!

ハリウッド映画をも手掛けた世界屈指のクリエイターが集結!
  プロデューサー・脚本には、『あずみ』、そして『クローズZERO』シリーズなどのヒット作を生み出してきた山本又一朗。長期にわたり、練り上げられた脚本は原作者モンキー・パンチ氏も納得の出来、正に『ルパン三世』の名を冠するに相応しい仕上がりになっている。監督には『あずみ』や『ゴジラ FINAL WARS』などを手掛け、その後ハリウッドへ拠点を移し『ミッドナイト・ミートトレイン』『ノー・ワン・リヴズ』の2作を監督した北村龍平が日本に凱旋し、メガホンをとる。

  撮影監督を務めるスペインは新進気鋭のペドロ・J・マルケス。彼が手がけた『スペイン一家監禁事件』は2010年オースチン・ファンタスティック・フェス最優秀ホラー映画賞&最優秀ホラー監督賞のダブル受賞しており、国内外問わず高い評価を受けている。
  アクション監督の韓国のシム・ジェウォン、ヤン・キリョンは『オールド・ボーイ』『アジョシ』などを手掛けており、さらにVFXのスーパーバイザーは『ブラザーフッド』『アジョシ』『10人の泥棒たち』などが代表作である韓国のソン・スンヒョンが務める。
  今回の実写化プロジェクトには各国からルパン三世を愛する超一流のスペシャリストが集結し、2013年10月3日に遂にクランクイン!日本で1週間あまりの撮影を終え、現在は年末撮影終了に向けてタイにて2か月間におよぶ大規模ロケを敢行中。撮影現場では多国籍のスタッフにより数か国の言語が飛び交い、撮影が進んでいる。

原作者モンキー・パンチ氏も絶賛のキャラクター造形と世界観、これぞ『ルパン三世』!
 今回描かれる『ルパン三世』ではルパン、次元、五ェ門、峰不二子、そして銭形警部とお馴染みの面々の出会い、そして強大な敵を向こうに回して、いかにして無敵のルパンチームが結成されたのかが描かれる。軽妙にして洒脱、原作やアニメに見るルパン三世の魅力と世界観はそのままに、実写ならではの超絶アクションシーンをプラス、これまで誰も見たことのない実写版『ルパン三世』として新たなる伝説が幕を明ける。

コメント

小栗旬(ルパン三世役)

マジかよ〜実写化!と僕も思いました。
ルパン三世は、多くの皆さんの中にそれぞれのルパン三世がいると思いますが、若い世代にも、リアルルパン世代にも楽しんでいただけるルパン三世をお届けできるように、タイの暑さと闘いつつ頑張っています!
特にアクションは、発想が面白く、楽しんで取り組んでいます。
精一杯頑張ります!

*10か月にも及ぶアクショントレーニングと8kgの減量で奇跡の「ルパン体型」に変身し撮影に挑んでます。

モンキー・パンチ(原作者)

撮影現場にも何度かお邪魔し、監督、キャスト、スタッフの皆さんの本気と熱気に囲まれた楽しい時間を過ごさせて頂きました。
出演者の皆さんは、どなたも本当に魅力的で、正に漫画・アニメのルパン三世のキャラクター達が現実世界に飛び出して来たようだと感動しました。
作品の完成を本当に楽しみにしています。

北村龍平(監督)

『ルパン三世』といえば日本のみならず、アジア、世界でも知られているあまりにも有名な作品で、その実写映画化を監督させて頂けるのは大変名誉なことです。プレッシャーはもちろんありますが、それを上回る最高のモチベーションで日々の過酷な撮影に臨んでいます。
40年以上の歴史を持つ作品ですから、モンキー・パンチ先生が作り上げてきた『ルパン三世』の世界観、原作のスピリットを絶対に忘れてはいけません。そのうえで、実写映画ならではの、映画でしかできないオリジナルな映像表現を追求しています。
長きに渡って愛されている『ルパン三世』、それを支え続けてきたのは世界中のファンの方々。彼らが観て「これは間違いなくルパン三世だ」と言ってもらえるような作品にしたい。素晴らしいスタッフ&キャストとともにこの偉大すぎるタイトルに恥じない最高のエンターテイメント映画を作ります。

山本又一郎(プロデューサー)

企画を立ち上げてから、撮影に入るまで約4年かかりました。
「ルパン三世」は認知度が高い作品です。実は私自身、実写化する事に不安でした。コミックスやアニメーションの持つ軽妙かつユーモアのある“ルパン三世”の世界観を実写で表現できるのか?
その不安は、監督とストーリーの骨格を作る中で、モンキー・パンチ先生からの的確で具体的なアドバイスを頂き作業を進めて行くうちに、これぞ“ルパン三世”と言える作品に仕上がるぞ!と不安から期待へ変わりました。
  撮影中、小栗がモンキー・パンチ先生に「ルパンって、どんな匂いの男ですか?」と質問すると「考えてなかったなぁ。無色透明かな?」と答えている姿や、先生自ら書いた(アイディア)メモを僕に渡してくれることがありました。そんな先生の姿を見るのは初めてだと、46年間ルパンに携わっているスタッフが驚いていました。
  撮影はタイで順調に3分の2終了しています。
  小栗は筋力、アクショントレーニングに10か月以上取組み8キロ身体をしぼりました。五ェ門役の綾野は袴姿が似合う様にと小栗とは逆に10キロ体重を増やして撮影に挑んでいます。
本作が日本映画をアジアへ、そして世界へ発展させていく存在になってくれればと期待しています。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=52016

執筆者

Yasuhiro Togawa