8月31日から公開が始まった『日本の悲劇』では、監督と出演者からの「これから社会を担う若い人たちに『日本の悲劇』をご覧いただきたい」という想いから、渋谷のユーロスペースでは9月15日より上映終了まで18歳以下のお客様は無料でご入場いただけることになりました。
期間:9月15日〜上映終了まで 対象:18歳以下(要証明書)場所:ユーロスペース

無料開放初日には、ユーロスペースにて小林政広監督が観客の質問に答えるティーチインを開催いたします。ぜひご参加ください。

★小林政広監督を迎えてティーチイン決定!
【日時】9月15日(日)13:10の回上映後
【登壇者】小林政広監督
【場所】ユーロスペース 東京都渋谷区円山町1‐5 KINOHAUS 3F

本作は、日本中を騒然とさせた年金不正受給事件を題材に、悲劇的な事件の裏側に「究極の家族愛」を見出した映画です。私たちの身にも起こりうる“現実”に向き合う家族の姿を通して、今の日本の姿を見つめます。監督は、『バッシング』『春との旅』と、常に現代の日本を真正面から見据える大胆なテーマに挑み、カンヌ、ロカルノをはじめとする世界各国の映画祭で称賛されてきた小林政広。出演者は父親に仲代達矢、息子に北村一輝、息子の別れた妻に寺島しのぶ、父親の妻に大森暁美の四人。日本最高峰の俳優・仲代達矢と本作で新境地を切り開いた北村一輝が見る者を圧倒する魂のぶつかり合いをみせます。
外部との接点をなくした極限状態の家族がその果てに選ばざるを得なかった究極の愛の形——。人との繋がりが希薄になった「無縁社会」を背景に描いた、家族の物語です。

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執筆者

Yasuhiro Togawa