「カールじいさんの空飛ぶ家」「トイ・ストーリー3」など、常に新しい挑戦によってイマジネーションの地平を広げてきたディズニー・ピクサーの最新作『メリダとおそろしの森』の主要キャラクターが登場する<日本版 オリジナルポスター>ビジュアルが公開された。

公開される日本版ポスターは、日本用に特別に作られたオリジナルで、先日発表された大島優子さんが日本語吹替版本編声優を務める王女メリダの他、母親である“エレノア王妃”・父親の“ファーガス王”、さらにメリダに魔法をかける謎の人物“森の魔女”の姿も確認できる。王女メリダのみで構成されている海外向けに作られたポスターと大きく異なるビジュアルになっているのだが、各国のウォルト・ディズニー・スタジオからそのビジュアルが大絶賛を受け、世界的に“日本発”のビジュアルが使用される予定。

ハリウッドの作品ながら日本人のセンスがピクサースタジオに認められた今回のケース。配給のウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンの担当者は日本版ポスターのコンセプトを「作品の世界観である神秘的な雰囲気を表現したうえで、森の魔法に立ち向かう王女メリダの物語に加え、魅力的なキャラクター達によって織りなされる壮大なタペストリーであることを伝えるためにこのようなポスターアートを提案しました。日本から提案したビジュアルが世界的に好評を得たことはとても光栄です。」と説明する。

【描かれたキャラクター達】
■王女メリダ(中央)
スコットランドのある王国の、赤毛の王女。自由を愛する彼女は愛馬アンガスと共に森の中で遊ぶことが大好きで、スコットランドきっての弓の名手。その王女らしからぬ活発なふるまいは王妃である母を悩ませるが、豪胆な父王の大のお気に入り。王位継承者にふさわしい勇気を備えているが、大人への一歩を踏み出すためには“ある重要なこと”を学ぶ必要があった…。

■エリノア王妃(向かって一番右)
美しくエレガントなメリダの母親。偉大な王妃であり、脱線しがちな王を見事にフォローして王国を統治している。伝統や格式を重んじるエリノアの態度は、自由奔放なメリダには厳格すぎ、母娘はしばしば衝突するが、本当は誰よりもメリダの未来を心配している心優しき母親である。

■ファーガス王(向かって右から2番目)
豪快で陽気なスコットランドの王国の王。武勇に優れた英雄で、モルデューという名の獰猛な熊との戦いで片足を失った。家族を心から愛する良き父親だが、どこか子供っぽさが抜けず、羽目を外しては妻を困らせるユーモラスな人物。自分譲りのメリダの勇敢さを誇りに思っている。

■森の魔女(向かって左)
森の奥深くの小屋で熊の木彫りを作っている老婆。その正体が魔女であることをメリダに見抜かれ、「自分の運命を変えたい」という彼女の願いを叶える魔法をかけるが…。

■鬼火(王女メリダを囲む青い光)
森に出現する神秘的な青い光で、妖精のような不思議な姿と声をしている。それを見た者を運命へと導くと言われており、メリダを森の魔女の小屋へと案内する。

観客たちを、おもちゃ、昆虫、モンスター、魚、スーパーヒーロー、車、孤独なロボット、無愛想な老人と様々な世界へ魔法のようにいざない、世界中を感動させてきたディズニー/ピクサーの物語の達人たち。そんな彼らが挑戦する史上初の女性主人公と神秘の森との物語。果たしてメリダは自分の心と向き合う<勇気>を持ち、森の魔法と恐るべき呪いに立ち向かえるのか? そして、ディズニー/ピクサーは今回の新たなる挑戦[自由を愛する王女]の世界ではどんな感動を届けてくれるのか。 ピクサースタジオを唸らせた日本発のビジュアルで魅力的に描かれるキャラクター達を予習したい。

『メリダとおそろしの森』予告編映像
http://www.youtube.com/watch?v=0sQrMozzaRs

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http://data.cinematopics.com/?p=49593

執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro TogawaYasuhiro Togawa