3月17日(土)より公開された『長ぐつをはいたネコ』の1週目7日間の興行収入が、オリジナルとなる本家作品の最終章『シュレック フォーエバー』(2010年/最終興収10億円)と比べて、なんと161%の興行収入を記録した。

本作品は、2004年に公開された『シュレック2』で初登場した“長ぐつをはいたネコ”ことプスが主人公となった作品で、捨て猫プスの運命をかけた宝探しの大冒険を描く、感動と興奮の3Dファンタジー超大作。世界47か国でNo.1を記録し先日のアカデミー賞でも見事長編アニメーション部門にノミネートされるなど、世界的な評価も非常に高い作品となっている。

2週目も引き続き同週公開だった『スター・ウォーズ3D』や『マーガレット・サッチャー』を押さえてランクインをし、週末2日間の興行収入も約1億2200万円(先週比−27%)と好調をキープするなど日本でもそのキャラクターは受け入れられた事で、今までドリームワークス アニメーションの客層の中心であったファミリーだけでなく、女性同士・カップルでの来場も多く見られる事が好調の要因。配給元のパラマウント ピクチャーズ ジャパンは「主人公がドリームワークス史上最も愛らしい<猫>が主人公であるということが、通常のファンに加え、更なる間口を広げたのではないかと考えられます。」とコメント。さらに「また日本は空前のペットブームにあり、飼い猫と飼い犬の数が子供の人口を超えているという背景も影響しています。黒いマントに身を包みキザでクールなプスが時折見せる猫ならではのキュートな仕草は、猫好きを始め、犬好きの方、そして全ての方のハートを鷲掴みにしていると思います。」と本家である『シュレック フォーエバー』超の要因を考察している。

春休みに入る今週も、ファミリーを含む観客で劇場がにぎわう環境で、大ヒットへ向けより一層加速が期待できる。

【1週目 動員、興収詳細】
3月17日〜23日
  動員   272,069名
  興行収入 371,985,350円
【2週目 土日】
3月24日&25日
  動員    85,936名
  興行収入 121,723,600円

合計
  動員   358,005名
  興行収入 493,708,950円

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執筆者

Yasuhiro Togawa