12月にシネマライズ、銀座シネパトス、新宿バルト9ほか全国ロードショーとなる韓国のドキュメンタリー映画『牛の鈴音』。
このたび邦題を、 俳優にして [農業人] ・ 菅原文太さんに書いていただきました。

2009年韓国映画界の最大の<奇跡>といわれ社会現象にまでなった
大ヒット傑作ドキュメンタリー

◆奇跡の大ヒットとなった農夫と牛の映画に◆
老いた農夫と一頭の牛の暮らしを見つめた『牛の鈴音』。
耕作機械が当たり前の時代に牛と働き、牛が食べる草のために畑に農薬も使わない頑固なお爺さんと、
普通は15年が寿命なのに40年も生き、お爺さんと働きつづけた牛。
その最後の日々が描かれ「これを見て泣かない人は人間ではない」と地元紙が伝えた感動作だ。
韓国映画史上初めて、大手メジャー作品を抑えてドキュメンタリー映画で興行ベスト1に輝き、
累計約300万人という驚異的な記録を達成。
「牛の鈴症候群」という社会現象になり、今年の韓国映画界最大の<奇跡>といわれる映画である。

◆農業法人を設立した菅原さん◆
一方、菅原文太さんは、かねてから「就農」が話題だが、来る10月に山梨県北杜市にいよいよ農業生産法人を設立。
農業人としての活動も期待されている。
今回、旧知の配給関係者を通していち早く映画を見る機会を得た菅原さんは、映画を見て深く共感。
味わいある題字を提供。菅原さんは題字のために、京都で筆を選ぶほどの力の入れようだった。
映画の老いぼれ牛を見て、「自分の農業生産法人に牛がいないのが残念。いつか牛と働きたいもんだ」と温かなコメントを寄せた。

◆<農>への関心高まる日本でもヒットなるか◆
映画は12月から公開、10月には監督とプロデューサーも来日。

農業への関心高まる中、菅原さんの題字効果で、日本でも韓国同様のヒットとなるか期待される。  

 胸に響く牛の鈴音。 
    悲しみが通り過ぎると、涼風が胸に残った。 ……菅原文太さんコメント

『 牛 の 鈴 音 』  http://www.cine.co.jp/ushinosuzuoto/

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http://data.cinematopics.com/?p=47938

執筆者

Yasuhiro Togawa