この度、10 月17 日〜25 日に開催されます第22 回東京国際映画祭コンペティションに辻仁成監督・脚本×アントニオ猪木主演『ACACIA』の出品が決定致しました。本作は辻監督の6年ぶりの新作であり、不滅の闘魂を燃やし続けるアントニオ猪木の初主演映画です。猪木演じる心に痛みを抱えた元レスラーの老人がある少年との出会いをきっかけに、過去の痛みを乗り越え、勇気を得ていく姿を描くヒューマンドラマです。
コンペティションは、世界中から厳選した15 本の出品作品を、本映画祭の為に招聘された国際的な映画人で構成される国際審査委員会により毎年ただ1 本の“東京 サクラ グランプリ”を選出する最も注目をあびる部門となります。

東京国際映画祭コンペティション
■ 国際映画製作者連盟(FIAFP)公認の長編映画祭 (Competitive feature film festivals)
■ 2009 年1 月1 日以降に完成した35 ミリ長編作品を対象に世界各国から公募。厳正な予備審査を経た15 本を上映。
■ 最高賞“東京 サクラ グランプリ”、審査員特別賞、最優秀監督賞、最優秀女優賞、最優秀男優賞、最優秀芸術貢献賞の6賞を6 人の国際的な映画人で構成される国際審査委員会によって選定。
■ 過去の受賞作品 『迷子の警察音楽隊』(07 年東京 サクラ グランプリ)、『リトル・ミス・サンシャイン』(06 年最優秀女優賞)、など受賞後評判を呼び、大ヒットした作品も数々排出しています。
■ “東京 サクラ グランプリ”は10 月25 日のクロージングセレモニーで発表されます。

※公式サイト:http://www.tiff-jp.net

『ACACIA』
【STORY】樹々の揺らめく美しい初夏の港町。その片隅、さびれた団地の用心棒を務め
る心優しい元プロレスラー、大魔神。彼はかつて息子に充分な愛を注げなかった悔いを
胸の底に秘めて生きていた。そんな彼の家に転がり込んだ孤独な少年タクロウ。周囲に
心を許さず頑なで生意気なタクロウが、大魔神の前ではなぜか素直でいられた。年老い
ているが温かな住人仲間たちに見守られ、束の間、親子のように暮らす日々。かけがえ
のない時を重ねるうちに、互いの存在に励まされたふたりは、それぞれが本当の家族と再
会し、これまで向き合えなかった現実を受けとめ、過去の痛みを乗り越える勇気をいつし
か手にしてゆく。嘘のない絆と愛情がそこにはあった。
監督/脚本/原作:辻仁成
出演:アントニオ猪木/石田えり/林 凌雅/北村一輝/坂井真紀/川津祐介 他

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執筆者

Yasuhiro Togawa