第32回サンパウロ国際映画祭にて、日本人監督作品としては、黒沢清監督『トウキョウソナタ』、河瀬直美監督『殯の森』と並び、村松亮太郎監督作品『アリア』(11/29よりユーロスペースにて公開)がノミネートいたしました。カンヌでも高く評価されている黒沢監督、河瀬監督と並ぶ世界に通じる監督として、20万人に及ぶ来場者からも本作は「繊細で美しい」と高く評価されております。
また、村松亮太郎監督作品である映画『ヘイジャパ!』が、KINOTAYO映画祭2008にノミネートされており、昨年の『LOVEHOTELSーラヴホテルズー』に続き、自身の監督作2度目のノミネートとなりました。

<各映画祭概要>
☆サンパウロ国際映画祭
・開催期間:2008年10月17日〜10月30日
・開催地:ブラジル・サンパウロ
・概要:1976年に始まった、ブラジル最大規模の国際映画祭。毎年、長編、短編合わせて300本近い新作がサンパウロの各地で上映される。
・ノミネート作品:黒澤清監督『トウキョウソナタ』、河瀬直美『殯の森』など

☆KINOTAYO映画祭
・開催期間:2008年11月18日〜11月25日
・開催地:フランス・パリ
・概要:日仏交流150周年記念の一環として始まった、日本映画の映画祭。パリ、フランスの地方都市などで開催される。
・ノミネート作品:山崎貴監督『ALWAYS 続・三丁目の夕日』、中村義洋監督『アヒルと鴨のコインロッカー』、井口奈己監督『人のセックスを笑うな』、水田伸生監督『舞妓Haaaan!!!』、荻上直子監督『めがね』など

<村松亮太郎監督プロフィール>
1988年、17歳の時、ショーン・ペンの『インディアン・ランナー』と出会い、その独自の独自のスタンスに感銘を受ける。その後、役者として、CM、ドラマ等でキャリアを積みながら、1997年にディレクション集団”NAKED”を設立。
2003年、ショートフィルムを製作&発表開始。ショートフィルム『BLUE』が、2006年ワールドフェストヒューストン国際映画祭でレミアワードグランプリを受賞するなど、自身の手掛けた作品が、国際映画祭に計40以上ノミネート/受賞している。
2006年にテアトル池袋で公開された長編映画『LOVEHOTELSーラヴホテルズー』(主演:サエコ他)は、最終日が立ち見80人以上出るなど、スマッシュヒットを記録した。その後の公開作としては『ヘイジャパ!』(2008年)など。

☆映画『アリア』:http://www.nizoo.com/aria/
☆NAKED INC.:http://www.naked.co.jp/

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執筆者

Naomi Kanno