自分がこれまでの人生で愛してきたもの……文学、音楽、ダンスすべての要素をこの映画で表現することが出来たわ。——マドンナ

世界でこれほどの成功を収めた女性は彼女の前には存在しない。
あのマドンナがとうとうメガホンを取った!!
これがマドンナの堕落論。

★★★マドンナはこのデビュー作で監督の才能までも見せつける!——タイムズ

ロンドンの片隅で暮らす3人の若者——AKはミュージシャンを、ホリーはバレリーナを、ジュリエットはアフリカの貧しい子供たちを救うことを夢見ている。しかし、現実はうまくいかず、それぞれ不本意な仕事をしながら生活している。彼らの望みは叶うのだろうか……。

マドンナの初監督作品は彼女自身を投影させた3人の若者の青春映画。成功への渇望、家族との確執、世界中に広がっていく貧困問題、理想と現実のジレンマ……若いときだけでなく、現在のマドンナ自身をも感じさせる物語だ。あのマドンナが、想像以上にシンプルで、夢見る若者たちへの温かな視線に溢れた、王道的青春映画を撮りあげたのだ。

大注目の主演俳優、フジロックにて初来日!
主人公であり、『ワンダーラスト』のストーリーテラーとして、マドンナの言葉を代弁するAKを演じるのはユージン・ハッツ。今週末に開催されるFUJI ROCK FESTIVALのWHITE STAGEに出演が決定しているゴゴール・ボルデロのボーカルである。NYでは既に人気バンドとして、2007年度「今もっともライヴを見たいバンド」「ベストアルバム」の上位にランクインしている。また、GUCCIの今年の秋冬ラインはウクライナ出身であるユージンのロックでフォークロアなファッションからインスピレーションを受けデザインを行うほど、ファッション業界からの注目度も高い。
ユージンの才能に惚れ込んだマドンナがストーカーのように彼を追いかけ頼み込み、映画出演を承諾させた。映画本編内でもゴゴール・ボルデロの楽曲が多数使用されている。

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執筆者

Naomi Kanno