スタンリー・クワン監督作品『藍宇 LAN YU 〜情熱の嵐〜』ケンメディア配給で
新宿武蔵野館にて、04年7月31日(土)よりモーニング&レイトショー公開決定

第7回香港金紫荊奨主演男優賞受賞、第21回香港電影金像奨11部門ノミネートなど中国国内での高い評価はもちろん、第54回カンヌ映画祭「ある視点」部門上映、また第2回東京FILMeXで特別招待作品として、第11回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭上映で上映され、注目を集めたスタンリー・クワン監督作品『藍宇 LAN YU 〜情熱の嵐〜』(原題:藍宇)が㈱ケンメディア配給で新宿武蔵野館にて7月31日(土)よりモーニング&レイトショー公開決定した。

主演は「インペリアル・パレス/東宮西宮」(1997年タオルミナ映画祭の最優秀男優賞受賞)、「インファナル・アフェア 無間序曲」の演技派、胡軍(フー・ジュン)と、本作が初主演映画となる「山の郵便配達」、「小さな中国のお針子」、仲村トオルと共演した「Purple Butterfly(原)」の劉?(リイウ・イエ)。天安門事件に揺れる北京の街で、禁断の愛に身を投じた二人の男、捍東(ハントン)と藍宇(ランユー)の10年にも及ぶ愛の軌跡を、奥行きの深い映像と繊細な描写で描いた新しい純愛映画である。原作は、中国のインターネット上において匿名で発表され、台湾で出版された小説「北京故事」。中国における最新のゲイ文化の発露として著された原作は、映画のヒットとともに中国各地でアンダーグラウンド組織であるはずのゲイ・コミュニティーを世界に広めるきっかけとなった。監督は「ロアン・リンユィ/阮玲玉」、「赤い薔薇 白い薔薇」の關錦鵬(スタンリー・クワン)。自らもカミングアウトした経歴をもち、彼自身の心情的経験も踏まえて描いた真実の愛の姿は、衝撃的な性描写さえも情感溢れる美しいシーンになっている。他スタッフに撮影ヤン・タオ、音楽チャン・ヤートン、編集ウィリアム・チャン、録音ワン・シュエイーと実力派がそろう。

なお、劇場公開時、当日料金が男性2人で鑑賞すると2人で2000円(税込)という特別料金を設定している。

(香港/2001年/86分/35mm/カラー/ドルビーSRD/ビスタサイズ)

配給ケンメディア