【ケルティック・フィルム・フェスト上映予定作品】

※作品データの国名は舞台となっている地域名で製作国ではありません。
※日本語字幕付き

長編)アイルランド、スコットランド、ウェールズのすべて劇場未公開の長編を上映。

1.「アイ・ウェンド・ダウン」l Went Down
監督:バディ・ブレスナック/出演:ブレンダン・グリーソン
lreland/1997/135mm/107分
サンセバスチャン映画祭審査員賞受賞。本国アイルランドをはじめヨーロッバでス
マッシュ・ヒット。これで笑えなきゃアイリッシュ・ユーモアはわからない?おか
しくてせつなくてスタイリッシュなのに間抜けなクライム・コメディ。監督ブレス
ナックの次回作は『フル・モンティ』の脚本家による「Never Better」。

2.「ネフュー(仮題)」The Nephew
監督:ユージーン・ブラディ/製作・出演:ピアース・ブロステン
Ireland/1998/35mm/106分(協力アットエンタテインメント)
あの『007』のピアース・ブロスナンが故郷アイルランドヘの想いから製作した
心温まるエンタテイメント。20年前にアメリカに行ったきりの妹の死をきっかけに
、その息子が村にやってくるが、彼が黒人だったことに村人は驚く…。ユニークな
題材をもとに美しい風景、音楽、人間味溢れる登場人物などアイルランドの魅力が
つまった作品。

3.『バイバイ、ジャック」Divorcing Jack
監督:デヴィッド・キャフリー/出演:デヴィッド・シューリス
Northren Ireland/1998/135mm/110分
『ネイキッド』『シャンドライの恋』のデヴィッド・シューリス主演。タブロイド紙
の記者が妻に内緒でめちゃ可愛い女の子と浮気。しかしその女の子が死んでしまい…。
ユーモアあり、サスペンスありのハイペースなブラック・コメディに政治的背景が
チクリ。ジャックって、誰?原作・脚本はすでに4作が映画化されている北アイルラ
ンドの人気作家コリン・ペイトマン。

4.『ホールド・パック・ザ・ナイト』Hold Back The Night
監督:フィル・デイヴィス/出演:クリスティーヌ・トレマルコ
Scotland/1999/35mm/104分
傷ついた過去から逃れようとする若い男女のロードムービー。
スコットランドのハイランド地方からオークニー諸島へ。穏やかな風景とさまざまな
出会いが心を癒し、ふたりはまた世の中を信じようという気になる。『リフ・ラフ』
『カルラの歌』などのサリー・ピピンがプロデュース。’99カンヌ国際映画祭批畔家
週間出品作。

5.「ラットキャッチャー(仮題)」Ratcatcher
監督:リン・ラムジー/出演:トミー・フラナガン、ウィリアム・イニディー
Scotland/1999/35mm/93分(協力オンリー・ハーツ)
ケン・ローチの名作『ケス』を彷彿させる、少年の感情の旅。グラスゴーを舞台に
震えるほどに繊細な少年の心の揺れを描いた監督ラムジーは、この作品でBFlの
最優秀新人賞を受賞。’99年に最も高い評価を受けたブリティッシュ.フィルムの
ひとつである。

6.『カメレオン』Cameleon
監督:ケリ・シャーロック/出演:アナイリン・ヒューズ
Wales/Welsh language/1998/135mm/107分
●ウェールズ語作品 英語字幕付き
1942年。心を病んだ青年兵が隊を脱走し家族のもとへと戻る。
ひとつ屋根に数軒の家がつながった屋敷の屋根裏に彼は潜むが、それぞれの部屋に
住む住人達が彼の存在に気がつく。やがて、住人達はその秘密を共有するように
屋根裏の青年とコミュニケーションをとりはじめるが…。ウェールズ語映画として
初めて商業公開されたカのこもった人間ドラマ。サンフランシスコ国際映画祭など
数々の賞を受賞した秀作。

短編傑作選)featuring カースティン・シェリダン
クレルモンフェラン映画祭で圧倒的な支持を受けてグランプリ受賞以来、映画界が
熱い眼差しを注いでいる若干23歳のアイルランドの新星シェリダンの作品を中心に。

1.「パターンズ」Pattems
監督:カースティン・シェリダン
lreland/1998/135mm/19分
自閉症の兄と彼を見守る弟。『父の祈りを』の監督ジム・シェリダンの
娘カースティンの監督作品。映画学校の卒業制作でクレルモンフェラン国際映画祭
グランプリをはじめ世界中の短編映画賞を総なめにした。シェリダンは今世界で最
も期待される若い才能のひとり。

2.「マジェラ・マキンティー事件」The case of Majella McGinty
監督:カースティン・シェリダン
lreland/1999/35mm/23分
若干23歳のシェリダン監督の短編第2作で、本作も国内、国外で多数の賞を受賞。
70年代のデリーを舞台に『チャーリーズ・エンジェル』が大好きな8歳の女の子の
想像の世界を描く。

3.「ガールス・ナイト・アウト」監督ジョアンナ・クイン
Gir1sMghtOutJoannaQuim/Wa1es/1987/16mm/7分
前ウェールズにある女性日祝を風刺した、元気な中年女性たちのコメディ.フランス
のアネシー・フェスティバル値で
数々の賞を受■した。※ドローインク・アニメーション

4.「ブリタニア」Britania
監督:ジョアンナ・クイン
Wales/1993/35mm/5分
オスカーにもノミネートされた英国圏を代表するアニメーション作家である
ジョアンナ・クインが、大英帝国の植民地主義に徹底的に批難を浴びせた作品。
10以上の国際的な賞を受賞。※ドローインク・アニメーション

5.「ヴァリィ・ガールス」Valley Girls
監督:サラ・シュガーマン
Wales/1995/16mm/30分
ウェールズの中年の女性達がクイズで当逃したハリウッド旅行へ。
サンタンス映画祭で最も高く評価されたウェールズの才女サラ・シュガーマン監督
のコメディ。ロサンナ・アークエットも特別出演。

短編傑作選)featuring ケルティック&リアルライフ
ケルト烙系言帽の作品が持つイマジネーションと現実の社会や暮らしの断面を
切り取ったシャープな感性のセレクション。ケルト圏ならではの傑作が目白押
しです。

1.「フィールド・オブ・ポーン」Gort na gCnamh(Field of Bones)
監督:キャロル・ムーア
Northern lreland/Irish language/1997/35mm/1O分
●アイルランド語のセリフが2、3あるのみ。日本語字幕は付いておりません。
わずか10分ながら圧倒的な映像のカが強い衝撃を与える。30年代アイルランドの
地方の農家で支配的で暴カ的な父親に遂には立ち向かう娘を映像だけで描ききり
、多<の短編賞を受賞した傑作。 2.「岸辺の姉妹」A'Bhean Eudach(Jealous Sister) 監督ドーナル・ルー Scotland/Scotch Gaelic/1997/135mm/16分 ●スコットランド ゲール語作品 口きけぬ姉が妹の長い髪をとく。スコットランド西部のオールド・バラッド(伝統歌) をもとに映像化した、2人の姉妹とひとりの男の残酷で美しい物語。 3.「ラストシャウト」The Last Shout 監督ポール・コンウェイ lreland/1998/ビデオ/10分 パブでうまそうにギネスを飲むおじさんトリオ。そこへ奇妙な音がしはじめて…。 アイルランド版シティ・ボーイズのような3人の間合いがおかしい「パブとギネス と爆弾」のシニカル・コメディ。 4.「冷蔵庫」Fridge 監督ピーター・ミュラン Scotland/1995/35mm/20分 廃棄冷蔵庫に閉じ込められた少年。気がついたのは友達もなくアルコール 中毒一歩手前のホームレスふたりだけだった。『マイ・ネーム・イズ・ジョー』 のスコットランド俳優ミュランが監督。10以上にのぼる国際映画祭で最優秀賞を 受賞した傑作短編。 5.「我が家」Home 監督モラグ・マッキノン Scotland/1998/35mm/11分 母親に先立たれた盲目の双子の兄弟、誰にも知られずに死んでいった老婆… などの家庭を訪ねる福祉委員ホビーの“普遍の一日”をブラック・ユーモアを 込めて描く。エジンバラ映画祭最優秀短編賞受賞。 6.「ガスマン」Gasman 監督リン・ラムジー Scotland/1997/35mm/14分 クリスマスの夜。前妻の子と現在の妻の子、2組の小さな兄妹が父親に 連れられてパブに行った。子供達の無邪気さと複雑さを描いた 「ラットキャッチャー(坂題)」のラムジーによる短編。 98年のカンヌ映画祭で審査員賞、スコットランドのBAFTAで最優秀短編賞を受賞した。 来日予定ゲスト ケリ・シャーロック「カメレオン」監督 リン・ラムジー「ラットキャッチャー(仮題)」監督 キャロル・ムーア「フィールド・オブ・ポーン」監督 コリン・ペイトマン「バイパイ、ジャック」原作・脚本