この度、福岡県大牟田市の動物園を舞台に、夢を諦め、傷心して帰郷した20代の若者が、思いがけない園でのアルバイトで人や動物の“いのち”に向き合いながら、自分の人生を一歩踏み出していく青春ドラマ『いのちスケッチ』の製作が決定!ブロードメディア・スタジオ配給により、2019年に劇場公開される運びとなりました。

福岡県大牟田市は、かつて炭鉱で栄えたまち。
ここには、動物福祉に特化した大牟田市動物園があり、全国的に注目を集めています。
無麻酔でライオンから採血することに日本で初めて成功するなど、総意工夫しながら動物にストレスを与えない飼育を実践している稀な動物園です。

主人公の田中亮太を演じるのは、土曜ナイトドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』、映画『走れ!T校バスケット部』、映画『DTC-湯けむり純情篇- from
HiGH&LOW』など幅広い演技や繊細な演技が定評の佐藤寛太。
福岡県出身でもある彼は、今、本格俳優としてさらなる輝きを魅せつつあります。本作では、漫画家になる夢を諦め、傷心で故郷に戻った青年が、人や動物のリアルな“いのち”に向き合うことで、自分の人生に一歩踏み出す繊細な役に挑みます。
ヒロインの獣医役を務めるのは、連続テレビ小説『まんぷく』で注目され、本年ブレイクする女優ランキングでも上位に入る藤本泉。動物園園長役には武田鉄矢、主人公の祖母役には渡辺美佐子という国民的俳優。両親には浅田美代子、チェッカーズの高杢禎彦、飼育員役には、芹澤興人、大牟田市出身の林田麻里など、芸達者が揃いました。
監督は、『恋のしずく』『カラアゲ★USA』『ラーメン侍』など、地域をモチーフにした作品に定評がある瀬木直貴が手掛けます。映画『いのちスケッチ』は2月下旬から撮影を行い、2019年全国公開予定です。

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(STORY)
田中亮太(25)は、漫画家を夢見て上京したものの挫折して帰省する。だが、勘当同然で飛び出したものだから実家に戻れず、同級生の家に転がりこみ、無為な日々を過ごしていた。そんなある日、亮太は友人の勧めで動物園のアルバイトを始める。ところが、そこは普通の動物園ではなかった。高齢の動物が多く、閉園の危機に瀕している福祉施設のような動物園。戸惑いながらも猛獣から小動物まで様々な動物に接する亮太だったが、更に戸惑わせたのは、威厳のない園長、動物しか愛せない美人獣医、コミュニケーション障害や妊娠した飼育員など個性的な面々だった。そんな矢先、動物園で認知症の老婦人が保護される。なんと彼女は亮太を応援し続けていた祖母・和子(80)だった・・・・・・。家族との和解は出来るのか?動物園は本当に閉園してしまうのか?そして、密かな恋の予感?人や動物の“いのち”に向き合うことで、亮太の人生が少しずつ転がりはじめる。
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■以下、瀬木直貴監督から、撮影に向けてのコメントです
大牟田市動物園に出会った時、動物があまりに生き生きとしていて驚きました。更に、動物の本能を理解し、少しでも動物にストレスをかけないようにという飼育員の皆さんの地道な活動に感動を覚えました。近年、生身の人や動物に接することを避ける傾向があるように思います。僕自身も含めて。本作の主人公は漫画・ゲームといった仮想世界に夢を抱き、どちらかと言えば、現実から目を背けてきた青年です。そんな彼が否応なく動物や他人と接することになった時、どんな変化が起きるのか、それが発想の原点でした。本作の舞台となる大牟田市では、市民、行政、企業の多くの皆様が応援してくださっています。僕自身も半年前から家を借りて住み込み、地元の皆様と日々接してきました。その時間の中で、どちらかと言えば暗いイメージだった大牟田市のイメージも大きく変わりました。認知症の予防、対策が全国でもいち早く進み、幼稚園や保育園の待機児童もゼロだそうです。医療の充実、物価の低さ、コンパクトシティ・・・住みやすさを実感している毎日です。いのちを育むこのまちで、いのちに向き合うことの大切さと尊さが伝わる作品を目指したいと思います。

監督:瀬木直貴 『恋のしずく』『カラアゲ★USA』『ラーメン侍』 / 脚本:作道雄
出演:佐藤寛太 / 藤本泉
芹澤興人 林田麻里 / 浅田美代子 高杢禎彦 / 渡辺美佐子 /
武田鉄矢 他
配給:ブロードメディア・スタジオ