この度、累計120万部を誇る大ヒットコミックシリーズの「曇天に笑う」が実写映画化いたします。
2011年のコミック連載開始からその魅力的なキャラクターたちに10代、20代の女子を中心に熱狂的なファンがつき、2014年にアニメ化、そして2015年からは舞台化と、様々なメディアで人気を博す大ヒットシリーズが満を持して映画となり注目を集めています。
主演は、本作で時代劇映画に初主演を果たし、体当たりでアクションシーンにも挑戦する福士蒼汰。そしてメガホンを取るのは、『踊る大捜査線』シリーズをはじめとする日本映画界きってのヒットメーカー、本広克行監督。この最強の2人が初のタッグを組み、圧倒的なアクションエンタテインメント作が誕生します。

物語の中心となるのは曇天三兄弟。長男・天火役(福士蒼汰)に続き、次男・空丸役を、中山優馬、三男・甘えん坊で長男の天火が大好きな宙太郎役には、若山耀人が担うことが先日発表され、注目を集める本作。
この三兄弟を軸に、様々なキャラクターが登場し、いまだかつてないスケールでのアクションシーンも展開されます。

この度、三兄弟とともに、「大蛇(オロチ)」の発見と破壊を目的に結成された右大臣・岩倉具視直属部隊「犲(やまいぬ)」の隊員・犬飼善蔵役を、加治将樹 が担うことが分かった。
身体が大きく、かなりの腕力の持ち主。隊員の中では一番の年長者で、度量が広く大胆で、小事にこだわらない豪快な性格で
チーム「犲」のムードメーカー的存在。元隊長であった曇天火(福士蒼汰)とは今でも仲が良い。主に、素手で戦う。
加治は、本作品で、初の本格時代劇アクションに挑戦する。

撮影は6月21日にクランクイン、舞台となる滋賀県を始めとしたロケーションを経て2017年春に完成、2017年に全国公開の予定。

天火、空丸、宙太郎の曇天三兄弟、そして、右大臣直属部署・犲(やまいぬ)のリーダー・安倍蒼世(あべのそうせい)や犲隊員たち、抜け忍で曇家の居候・金城白子、風魔一族の長・風魔小太郎・・・と、強く美しく戦う男たちが多数登場し、キャラクターの魅力満載、派手なアクション満載、そして笑いも満載、感動も満載の、まさに空前絶後のエンタテインメント大作を目指す。

1.原作・脚本を読まれた時のご感想は?
原作を読んだ時、めちゃくちゃ面白い視点の時代劇だなと思いました。 何様だよって話なのですが、これをずっと憧れであった本広監督がどのように作られるのか楽しみで仕方ありませんでした。脚本はやはり激しいアクションなので、ト書きの多さにビックリしました。 ん?ん?どういうこと??こりゃやってみなきゃわからないぞって(笑)。なので、現場に入るまで不安でした。
 
2.クランクアップされたばかりですが、監督の演出はいかがでしょうか?
漠然とした内容になってしまいますが、この人物がこう動けば、周りの心はこう動く。
結果緊張感が生まれ空気も動く。というような演出方法で見事にそれが画の中でも緊迫した空気や高揚が伝わるという、 気持ちや空気すべて演出されていた印象です。憧れであった方の演出だという事もあり、日々興奮でした。 本広監督の「笑」という観点にも触れる事が出来た気がします。 監督から「セリフが終わり、カットがかかるまでの間でキャラは生まれる。」というお話を聞き、これは何処かで試されるんじゃないかと思い、日々準備に気が抜けず、必死でした。 しかしそれこそが私の好きな本広監督作品の人物像であったので、その時間は変な汗は出ましたが、幸せでした。
 
3.手応えはいかがでしょうか?
自分では全くわかりませんが、原作を読んだイメージの通り愛される犬飼を演じられたのではないか‥と思います。 もちろん100の力は出しました!
 
4.撮影現場の雰囲気はいかがでしたでしょうか?
男だけという事もあり、特に「犲」はかなりうるさかったのではないでしょうか‥そこは心から申し訳ない気持ちであります。 誰に謝っているのか‥あいつらうるせーな。と気分を害された皆々様です。 しかし、おかげさまで、あそここうしましょ、こうしたら面白い、という意見交換もみんなで出来、とてもありがたい現場でした。
5.「犬飼善蔵」という役への意気込みは?演じて、難しかった点は?
原作に敬意を持ちつつどうしても自分の犬飼を作り上げたかったのが正直な気持ちであります。 なので、犬飼の代名詞でもある、頭の葉っぱについてどうしようかというのは、かなり悩みました。結果色々と活用できたので、犬飼=葉っぱというイメージは残せたと思います。 がしかし、「犲」キャストは皆身長が大きいので、原作では1番でかいはずの犬飼がまさかの1番小さいというどうにもならない問題はありましたが‥気持ちと気分は1番大きくしたつもりなので、そこは大目に見てくださいませ。
 
6.アクションへの気概はいかがでしょうか?
犬飼はありがたい事に素手で闘います。 剣や銃の中に素手という、かなり捨て身なスタイルではありますが、だからこそ生まれた人間っぽさや、生々しいアクションはかなり良いスパイスになっているのではないかと思います。

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執筆者

Yasuhiro Togawa