『アナと雪の女王』『ベイマックス』のディズニーが贈る、人間のように暮らす動物たちの“楽園”を舞台にした感動のファンタジー・アドベンチャー『ズートピア』が、ついに興行収入70億円突破しました!。

6月23日(木)の時点で、興行収入: 7,012,800,000円、動員:
5,433,600人。公開から2か月を経てもなお、大人から子供まで幅広い層からの支持を受け、依然、2016年No1作品を守り続け記録更新中だ。先日の18日、19日の週末は、「植物図鑑」や「64
ロクヨン」など、多くの話題作が公開される中、週末興収ランキング1位に輝いている。世界では、ディズニーのアニメーション作品として「トイ・ストーリー3」「アナと雪の女王」のたった2本しか成し遂げていなかった世界興収10億ドルの壁も突破しており、ズートピア旋風はまだまだ続きそうだ!

キュートでユニークなキャラクターたちの人気も根強く、創作マンガ、擬人化イラストなど『ズートピア』関連のファンアートが日々絶えずSNSで投稿されている。笑いや感動、ドキドキのサスペンスと1度では観きれない様々な隠れネタなど、何度も観たくなる要素が盛り沢山とあってリピートしたい作品としても話題となっている。

90年以上も続くディズニーアニメーションの歴史で、『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』のプリンセスシリーズだけでなく、『シュガー・ラッシュ』や『ベイマックス』など、近年続くディズニーが得意とする“その時代に寄り添ったテーマにチャレンジする”新しい物語が、現代人の共感を呼び、大ヒットの要因ともなっているようだ。特に『ズートピア』は、性別、年齢、学齢、出身地など、自分たちが日常で体感する偏見という難しいテーマを描き、まさに人間世界の縮図そのものを表現している。観た人は<自分の物語、自分の住む世界>に置き換えて感じることで、周囲へのより幅広い口コミとなり、週末への動員アップにもつながっているようだ。
いまだに話題がたえない『ズートピア』、今後の興行の行方からも目が離せない。

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執筆者

Yasuhiro Togawa