本年度アカデミー賞にて『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『オデッセイ』『レヴェナント:蘇えりし者』などの並み居る大作を退け、見事に視覚効果賞を受賞した『エクス・マキナ』が、6/11(土)より、シネクイント他にて全国ロードショー致します。

◆人工知能がもたらす恐ろしい未来を予感させる予告編が解禁!

この度、美しい女性型ロボット“エヴァ”をアリシア・ヴィキャンデルが演じるなどで話題沸騰中の「エクス・マキナ」から、人工知能がもたらす恐ろしい近未来を予感させる予告編が解禁致しました!

24歳のケイレブ(ドーナル・グリーソン)は世界最大のインターネット会社で働くプログラマー。
ある時、会社の抽選会に当選し、賞品として普段は滅多に姿を現さないCEO、ネイサン(オスカー・アイザック)が所有する山あいの邸宅に1週間滞在できることとなる。
彼は美しい女性型ロボットに搭載された人工知能のテストに協力する。しかし実験は次第に怪しげな心理戦と化し、人間と機械の主従関係は崩壊していく。

予告編::https://www.youtube.com/watch?v=D9UOrMgCfSs

————————————————————————
<公開前から話題沸騰の『エクス・マキナ』の楽しみ方>

アレックス・ガーランドが監督は『エクス・マキナ』についてこう語る。
「ケイレブ、ネイサン、“エヴァ”3人の人間が繰り広げる頭脳戦です。互いが互いを試し、相手を精神的に打ちのめそうとする。そして主従関係を築いていくんです」

しかし主要登場人物の一人が女性型ロボット“エヴァ”という設定によって、作品に複雑さが与えられた。
製作のアンドリュー・マクドナルドはこう語る。「『エクス・マキナ』には2つの楽しみ方があります。基本となるのはサイコスリラーというジャンル映画として見る楽しみ方、しかし登場人物を通して人間の根源的な性質や心理を探るという見方もできます。私は常にキャッチーでありながら知的な作品作りを目指してきました。『エクス・マキナ』はその2つを両立しようとした、これまでにない作品です。」

ガーランドは監督デビュー作となる本作において、長年関心を持ち続けていたテーマに挑んでいる。
テクノロジーに対して私たちが抱く恐怖や不安、そしてテクノロジーが私たちの生活で担う役割だ。
ガーランド監督はこう説明する。「人は人工知能やコンピューター全般に過剰なまでの恐怖心を抱きます。それは決して頭から離れません。人の性なのでしょう。ただ、私自身はあまりテクノロジーを危険視していないので、少し違う角度からアプローチを試みました。『エクス・マキナ』で私が寄り添おうとしたのは人間ではなくロボットです」

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=54909

執筆者

Yasuhiro Togawa