テレビドラマ『家政婦のミタ』『女王の教室』『〇〇妻』といった数々の話題作を世に放ち、そして今クールでも高視聴率を記録しているテレビドラマ『偽装の夫婦』を手掛けている気鋭の脚本家・遊川和彦。その遊川和彦が満を持して、初めて映画のメガホンを取ります!!その初監督作品となる映画「恋妻家宮本」の題材に選んだのは、家族小説の名手である重松清の「ファミレス」(日本経済新聞出版社刊)。日本経済新聞の夕刊に連載され、夫婦、親子、友人…人と人とのつながりを重松清らしい珠玉のセリフと心温まるエピソードで綴られ好評を博した原作を、独自の視点で現代の家族を描き続けてきた遊川和彦が大胆に脚色。熟年離婚が当たり前となった現代において、子供が独り立ちした夫と妻が50代からの夫婦生活とどう向き合うのかをコミカルかつハートフルに描いてゆきます。物語は、息子が結婚して独立し、25年ぶりに夫婦二人きりで生活することになった中学校の中年教師の宮本陽平が、妻が隠し持つ離婚届を偶然発見してしまうところから始まります。妻に問い質す勇気もなく、突然熟年離婚の危機に面した主人公が人生に悩み、葛藤しながらも中学校の教え子や料理教室の仲間と関わる中で家族の在り方を再認識して、妻と新たな一歩を踏み出していく…。遊川和彦×重松清の二人のヒットメーカーが タッグを組み、作品を通して ユニークな視点で現代の夫婦、家族の在り方を提起する新しい形のエンターテインメント映画です!!

主人公の中学校教師・宮本陽平を演じるのは、現在放送中のテレビドラマ「下町ロケット」(TBS)での心揺さぶる熱演が印象深く、日本のトップ俳優の一人と言える阿部寛。その妻・美代子役に「偽装の夫婦」(日本テレビ)で強烈な個性の主人公を演じるなど、同世代の女優の中で人気実力共に群を抜く天海祐希。共に雑誌「日経エンタテインメント!」のタレントパワーランキング俳優部門で第1位を獲得した経験のあるトップタレントの二人が、初めて夫婦役でタッグを組みます!!現在の俳優で最強とも言える二人が夫婦を演じることで話題騒然となるのは間違いなしです。そして、遊川組初参加の阿部寛×遊川和彦と共に話題作を産み出してきた天海祐希×初の映画監督に挑戦する遊川和彦、どんな鮮烈な化学反応が起こるのか今から待ち遠しい組み合わせです!!

自らの作品の中において、一貫して、鋭く斬新な視点で現在の家族を描き続けてきた遊川和彦が、これまでの自分の人生は、結婚は果たしてこれで良かったのか自信を持てない主人公を通して、“気のきいた言葉を言わなくてもいい、たとえ失敗してもいい、ただただ愛を伝えようという気持ちを持ち続けること。「愛を伝えることの大切さ」を伝えたい”と語っています。そんな遊川和彦の溢れんばかりの情熱に応えられる熱いスタッフとキャストが結集し、創出される遊川ワールドに、明日を生きる勇気と元気とやる気をもらえることでしょう!!
阿部寛×天海祐希×遊川和彦×重松清による全く新しい形のヒューマンドラマに、日本中が笑顔と涙に包まれることは間違いなしです!!映画「恋妻家宮本」は2017年全国東宝系にてロードショー予定です!!

【阿部寛(宮本陽平役)コメント】
遊川さんと天海さんが今まで何本も面白い作品を作ってきたのを一視聴者として楽しませていただいてきました。
その一角に加えていただき大変嬉しく思っています。天海さんに色々助けていただきながら、遊川監督のもと素晴らしい作品を目指したいと思います。この作品の話をいただいた時、遊川さんとお話させていただき監督の並々ならぬ作品への情熱を感じました。その情熱で重松清さんの世界を遊川流にどう演出なさるのか今から楽しみです。

【天海祐希(宮本美代子役)コメント】
連続ドラマでは何本もご一緒させて頂いている遊川さんが、初めて映画でメガホンをとられる!どんな役でも良いから、ぜひ参加させて頂きたいと思っていました。これがまた、大好きな重松清さんの作品で、更に、素敵な阿部寛さんとご一緒させて頂けるなんて!トリプルで幸せでございます!長く共に歩んで来た夫婦の、悩みや不安や、お互いを思う気持ち、形に遊川監督の元、阿部さんと力を合わせて取り組んで行かれたらと思います。実は、脚本を読んで泣くわ、笑うわ、大変でした。この想いを、多くの皆様に届けられる様に、頑張りたいと思っています。

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執筆者

Yasuhiro Togawa