映画『森山中教習所』野村周平×賀来賢人 W 主演&初共演!ちょっと〝アブナイ″友情がひと夏で生まれる⁉
原作は、期待の新鋭漫画家・真造圭伍(しんぞう・けいご)が 2009 年から週刊スピリッツにて連載された「森山中教習所」。監督は、『ソフトボーイ』『花宵道中』『海のふた』と様々なジャンルの映画を独特のセンスで演出する豊島圭介。
野村周平・賀来賢人!今最も輝く若手俳優2人の競演
松本大洋の再来!新進気鋭の作家・真造圭伍の才能
若さはじけるコラボレーションが、化学反応を起こす!!
どこかユルめなテンションの登場人物たち。読んでいくうちに気づけば不思議な教習所で繰り広げられる、変でシュールでおかしみ溢れる日常から別れたくない気もちになっていく。思いもよらない物語展開、ところどころに挟まれるさりげなくリリカルなコマの威力、そしてクライマックスを迎えた後には、さわやかで切ない読後感が激賞されている本作「森山中教習所」が、今最も輝く若手俳優、野村周平と賀来賢人出演により映画化される。
監督は、『ソフトボーイ』『花宵道中』『海のふた』などで多彩な才能を見せる豊島圭介。
2 人の俳優の起用理由について、プロデューサーは、「野村周平さん演じる清高というキャラクターは、マイペースで天然!?と見せつつ、実は色々と感じて考えている、という塩梅の難しい役柄だが、野村さんの持つ、感度の高さや物怖じしない勢いという要素が化学変化を産みだしてくれると確信できた」。さらに、初ヤクザ役という賀来賢人は、「『ソフトボーイ』(2010)という映画で演じてもらった役柄が破天荒で憎めない天才キャラクターだったのですが、その際に実は垣間見えていた賀来さん特有の不器用さとか影のようなものが轟木という役柄にハマると考えたから」と語る。
夏の終わり。普通の大学生・清高と、ヤクザの組員・轟木は偶然にも同じ非公認教習所に通うこととなる。そして二人は、実は高校の同級生でもあった。教官は、バツイチ子持ち、教習生はいわくつきの人たちばかり。境遇も性格も全く違うふたりが、へんてこな教習所で一夏を過ごす。
そこに事件が起きないはずがない。
夏と車と友達と恋が、ふたりを変えるのか!?変えないのか!?
ゆるやかな教習所で始まった夏は、再会するはずのなかったふたりを引き寄せ、クライマックスへと向かう。「 一生会えないけれど 大切な友人がいたりする。そういう部分を表現したかったのかもしれないです。」と原作者が語るとおり、この教習所でのひとときは、見る者の人生もちょっとだけ変えてしまうかもしれません。
関連作品
http://data.cinematopics.com/?p=54517
執筆者
Yasuhiro Togawa