映画『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』たった2分で<わが家>から追い出されたら−?青年が下す究極の決断と転落を捉えた予告編解禁!
『アメイジング・スパイダーマン』シリーズなどで世界的スターへと飛躍を遂げたハリウッド映画界若手きっての演技派俳優アンドリュー・ガーフィールドが主演する社会派サスペンス『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』が、2016年1月30日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国順次公開となります。
この度、緊迫度満点の予告編が解禁となります。
本作で描かれるのはリーマン・ショック後のアメリカを舞台に、金、欲望、モラルの間で人生を狂わせていく男たち。ノーベル賞を受賞したアメリカの経済学者ジョセフ・E・スティグリッツが『世界の99%を貧困にする経済』の中で唱えた「世界中の富の4分の1をたった1%の最富裕層が所有しており、残り99%は貧困である」という説をベースに、住宅ローンの返済不能により家を差し押さえられた人々の事実に基づき、映画化された。
この映像では、無職のシングルファーザーであるデニス(ガーフィールド)と母親のリン(ローラ・ダーン)は、突然不動産仲介業者のリック(マイケル・シャノン)から家が銀行によって差し押さえられたことを告げられ、たった2分の猶予で強制退去させられる。デニスは、家族を守り家族の想い出が詰まった家を何としても取り戻したいという一心で、殺したいとさえ思ったリックのもとで働くことを決意。良心の呵責にさいなまれながらも、かつて自分が受けた仕打ちをする立場になっていく。しかし、それをリンに話すことができず、ついに親子が対立の時を迎えることになる様子を緊迫度いっぱいに捉えている。絶望のどん底から虚構に満ちた成功を手にしたかと思えば、再び訪れる絶望という、ジェットコースターのようなデニスの苦悩を通じて、人生と“家”についての意味を問いかけるエモーショナルなドラマの一端を垣間見ることができる。
予告編::https://www.youtube.com/watch?v=KZ0AqrZw3WI&feature=youtu.be
ガーフィールドは、脚本をわずか30ページ読んだだけで心を揺さぶられ、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ後最初の主演作として本作への出演を決意。「『ドリーム ホーム』は、罠から抜け出せずに、がんじがらめにされ続けている人々に真のコミュニティを作ることを阻止する何物かについての映画だ。一旦、人として敬うべき価値観よりもドル記号に重きを置き始めると、トラブルが起き、全員が敵に思えてきて、コミュニティのある社会よりも競争社会にハマってしまう。そういうことが描かれていて、僕に大きな衝撃を感じさせてくれたんだ。」とその印象について語っている。
また、冷徹でありながらカリスマ性を持つリックとデニスの、敵対から共謀関係に変わっていくスリリングさも見どころのひとつだ。堕落した社会システムに飲みこまれた男たちが行き着く、衝撃の結末とはー?
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執筆者
Yasuhiro Togawa