第28回東京国際映画祭:新設部門「Japan Now」にて原田眞人監督特集上映<原田眞人の世界>開催決定!!
第28回東京国際映画祭が10月22日(木)〜31日(土)に開催されます。その中で今年新たに設立された「Japan Now」部門にて、今年『駆込み女と駆出し男』『日本のいちばん長い日』の2本が公開され、過去多くの話題性のある作品で国内外から高い評価を集めている、原田眞人監督の特集上映「Japan Now監督特集<原田眞人の世界>」を開催する事が決定致しました!
新設部門として注目を集める「Japan Now」部門では、近年の日本映画界の多様性を象徴する作品及び監督を選び特集上映するもので、本部門の作品を観れば、今の日本映画の最新の潮流が分かると共に、現在の日本自身が見えてくるというコンセプトのもと、作品選定を行っております。
具体的には、作品が「日本の今」を表現・メッセージを発信しているもので、また演出或いは映像表現技術が日本独特の個性・新しさが感じられるもの、そして今後海外に発信していきたい作家の作品である、という観点のもとにセレクションされた魅力的な作品が上映されます。(全ラインナップは、9/29のラインナップ記者会見にて発表)
その中から、特に“海外で更なる活躍が期待される監督に注目し、海外に積極的にその才能をアピールしていく”という映画祭の思いのもと、原田眞人監督の特集上映開催が決定致しました。
<原田眞人監督プロフィール>
1949年、静岡県出身。79年『さらば映画の友よ インディアンサマー』で監督デビュー。95年『KAMIKAZE TAXI』は海外でも高い評価を受け、その後『金融腐蝕列島[呪縛]』(99)『突入せよ!「あさま山荘」事件』(02)『クライマーズ・ハイ』(08)など話題作を立て続けに送り出す。2011年に監督した『わが母の記』で第35回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリを受賞。社会派作品のみならず『伝染歌』(07)『魍魎の匣』(07)『RETURN(ハードバージョン)』(13)などエンタテインメント性の高い作品も手掛けている。近作に『駆込み女と駆出し男』(15)がある。
原田眞人監督特集<全上映作品>
『KAMIKAZE TAXI』 1995年
『クライマーズ・ハイ』 2008年
『わが母の記』 2011年
『駆込み女と駆出し男』 2015年
『日本のいちばん長い日』 2015年
※今年は、『日本のいちばん長い日』は戦後70年、また過去作品として上映する『クライマーズ・ハイ』は事件後30年目という節目の上映となります。
執筆者
Yasuhiro Togawa