映像化権争奪戦!話題のミステリーコミック『僕だけがいない街』藤原竜也×有村架純初共演で実写映画化決定!
この作品は、売れない漫画家でごく普通のフリーターの藤沼悟が、自身の意図とは無関係に【時空移動=タイムリープ】する謎の特殊な現象“再上映(リバイバル)”により、18年前の小学生の頃に起きた児童連続誘拐事件の真犯人と、その凶刃に倒れた母を救うため、大人のマインドを持ったまま小学生の「過去」をやり直し、現在と過去に起こる事件の謎を解き明かしていく新感覚ミステリーだ。脳裏から葬り去った幼少期の辛い記憶と、当時は気づくことのできなかった母親の自分への深い愛情、そして傷つくまいと距離を自ら取っていたクラスメートの優しさに触れることによって生まれる新たな友情とが、新しい記憶となって塗り替えられていく悟の「過去」。ただのミステリーにとどまらない、優しさとせつなさに満ち溢れたドラマティックな感動作となっている。
今回、主人公・悟を演じるのは、数々の超個性的な役を怪演してきた、日本が誇る名俳優・藤原竜也。死神のノートで殺人を繰り返す大量殺人犯、眼力で人を操るモンスター、銀行強盗など、個性的な役を演じてきた藤原だが、今作では【タイムリープ】を武器に、連続誘拐事件の凶悪犯に迫る。
一方、悟の心の深意に気づき、心を開くきっかけを与えたヒロイン・愛梨役には、「ストロボ・エッジ」「ビリギャル」と大ヒット作連発で乗りに乗っている女優・有村架純。様々な作品に引っ張りだこの二人だが、共演はなんと今回が初。有村との共演について藤原は、「大活躍の有村架純さんとの初共演、非常に楽しみにしております。若く才能のある方と組ませていただけることが、今の自分にとって大きな刺激になると思います。」とコメントすると、有村も「お芝居への熱量がすごく大きな方。私もそんな方の近くで刺激をもらいながらぶつかっていけたらと思います。」と、お互いの役者魂の強さを敏感に感じ取っており、最高の科学反応が期待できそうだ。
また原作について、「読み始めから最後まで、ページをめくる手が止まりませんでした。」と藤原。有村も「初めて読んだ時、登場人物の家族や友達への思いにすごく胸を打たれました。」と夢中になった様子を明かした。藤原は「“時間を行き来する”特殊な現象に巻き込まれた主人公・悟の複雑な心情をどう演じようか、今から考え始めています。」とすでに1月前から役作りに手抜かりがない意欲を見せ、有村も「原作の世界観を壊さないよう、お芝居を取り組めたらと思います。私が演じる愛梨が大切にしなければいけないことは、藤原さん演じる悟に全力で寄り添うことかなと思いました。信じる力を大切に、愛梨を大切に、演じられればと思います。」と全力投球を誓った。
映画界をリードする若手実力派の共演であることに加え、悟の母・藤沼佐知子役にはその美貌だけでなく卓越した演技力も兼ね備える石田ゆり子、そして不敵な笑みを絶やさない悟の小学校の教師・八代学役には、どんな難役も個性たっぷりに演じ切る実力派俳優、及川光博が脇を固める。さらに映画『ツナグ』でその手腕が高く評価された平川雄一朗監督がメガホンを取るとあって、原作のファンにとっても楽しみな映画となりそうだ。映画『僕だけがいない街』は2016年全国公開。
藤原竜也コメント
この映画に出演させていただくことが決まり、初めて「僕だけがいない街」の原作漫画を読みました。読み始めから最後まで、ページをめくる手が止まりませんでした。早く続きが読みたくて仕方ありません。「時間を行き来する」特殊な現象に巻き込まれた主人公・悟の複雑な心情をどう演じようか、今から考え始めています。また、大活躍の有村架純さんとの初共演、非常に楽しみにしております。若く才能のある方と組ませていただけることが、今の自分にとって大きな刺激になると思います。
有村架純コメント
原作を初めて読んだ時、登場人物の家族や友達への思いにすごく胸を打たれました。タイムリープという非現実な現象がもたらす話ではありますが、不思議と遠い話ではないなと思えたのは、登場人物みんなの心情がすごく鮮明に見えたからだと思います。最初から最後まで主人公と共に心が動き、胸が熱くなる経験をしました。そんな原作の世界観を壊さないよう、お芝居を取り組めたらと思います。そんな作品を映像化するにあたって、私が演じる愛梨が大切にしなければいけないことは、藤原さん演じる悟に全力で寄り添うことかなと思いました。信じる力を大切に、愛梨を大切に、演じられればと思います。藤原さんは、初めてご一緒させていただくのですが、お芝居への熱量がすごく大きな方だなという印象です。私もそんな方の近くで刺激をもらいながらぶつかっていけたらと思います。キャスト、スタッフの皆さんと精一杯頑張ります!
三部けいコメント
『僕だけがいない街』コミックス発売後、初めて頂いた他メディア化のお話が、この映画化でした。
ホントに実現するとは (笑)。関係各所の皆様に感謝しています。映画スタッフという新たな育ての親を得て、「僕だけがいない街」がどんな成長を遂げるの か、とても楽しみです!
平川監督コメント
昭和と平成の時間軸を行き来する、数多くの謎が散りばめられたミステリー漫画が原作ですが、その底辺には人々の繋がりや絆が丁寧に描かれているので、そのヒューマニズムを映画では大事にしたいです。藤原さんには、ダメ人間ながら強い正義感を持つ青年が未来を書き換えていく希望を、有村さんには、夢を追いかける不思議な女性が主人公にもたらす愛を、それぞれが地に足のついた人間として魅力的に表現してもらいたいと期待しています。
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執筆者
Yasuhiro Togawa