“逆輸入俳優”で“逆輸入公開”狙う!!「NINJA THE MONSTER」話題沸騰中!ディーン・フジオカ主演
松竹が若手映画人育成のために発足したブルーラインレーベルにおいて、初めて海外マーケットを狙って製作された映画『NINJA THE MONSTER』が、一昨年末からの撮影、編集、VFX等を経て、ついに完成いたしました。
主演には日本人ながら香港や台湾、米国などで国際派俳優として活躍し、今年の7月期フジ系「探偵の探偵」に出演中で、NHK朝ドラ「あさが来た」への出演も決まっている、“逆輸入俳優”として、いま話題沸騰中のディーン・フジオカ。
ヒロインには『劇場版 零〜ゼロ〜』『渇き。』『チョコリエッタ』『おんなのこきらい』で注目を集め、宮藤官九郎監督の最新作『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』への出演も決まっている女優・森川葵。
本作の監督には、『太秦ライムライト』で海外映画祭にて多数の受賞を果たした落合賢。脚本は『超高速!参勤交代』の土橋章宏によるオリジナル。ハリウッドから撮影・VFXスタッフも参加し、国際派のスタッフ&主演俳優のよって製作された本作は、現在、カナダで開催中のファンタジア国際映画祭でのワールドプレミアも予定されており、今後、海外へのセールスを中心に、多数の国際映画祭へのエントリーを行い、海外の反響に応じて日本での“逆輸入公開”を狙う予定となっております。
<ディーン・フジオカ コメント>
忍者は世界中でninjaとして知られています。
しかし同時に、忍者とは(日本人にとってさえ)神秘的な存在であると思います。
注目してほしいポイントは、忍者のアクションや殺陣だけでなく、(この映画の設定である忍者の存在が禁止された世界で)与えられた使命を全うすることが己のアイデンティティーとする忍者の生き様を感じていただけたらと思います。
撮影をした京都の街は、現代日本の中で伝統が色濃く残る街です。
その環境で撮影できたことは母国の再発見という意味でも非常に思い出深かったです。雪の降る冬の京都は非常に寒かったですが(笑)
それもまた京都を感じる事ができた貴重な経験の一つです。
今回日本国外での発表が先になりましたが、若い頃から各国を旅してきた私にとって本作品の一部となって世界を”旅”できることは本当に光栄です。
日本公開時には是非日本の皆様にも新しい忍者像を楽しんでいただけたら嬉しいです。
<落合賢 監督 コメント>
原作ものしか企画が中々通らない昨今、ゼロから企画を開発する喜びを噛み締めることの出来た作品、そして脚本開発からスクリーンで上映されるまで、細部の細部まで妥協することなく全身全霊で挑んだ意欲作です。
海外の方が持っている従来の忍者のイメージを一新すべく、逆輸入俳優ディーンフジオカさんはジェイソンボーンのような賢く機敏な忍者像を創りあげ、新進気鋭の森川葵さんが演じる可憐だけど芯の強い姫と織りなす化学反応が映画最大の見所だと思います。
日本アカデミー賞を受賞された脚本家の土橋さんや太秦のベテランスタッフに加え、カメラマンはアメリカ人、作曲家はベルギー人、サウンドデザイナーはメキシコ人という国際派のメンバーが紡いだ画の質感や音の存在感は今までの時代劇とはひと味違った仕上がりになりました。
今までの作品の中でも一番苦労した作品でもあり、そのぶんだけ達成感を感じた作品です。普段、時代劇をあまり見ない方にも楽しんで頂けるエンターテイメント時代劇になっているので、一人でも多くの方に御覧になって頂きたいと切に願っております。
<ブルーラインレーベル>
松竹が2012年に発足し、「スイートプールサイド」(松居大悟監督/2014年公開)など、新たなクリエーターの発掘、若手監督・プロデューサー等の育成を目的として、製作、公開してきたチャレンジ企画作品。2015年度より、レーベル名がブルーラインとなりました。
関連作品
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執筆者
Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa