「パイレーツ・オブ・カリビアン」ジャック・スパロウの仲間で、低身長で態度がデカい海賊…と、いえば誰もがすぐ思い出す程インパクトがある役者、それがマーティン・クルバだ。
「メンインブラック2」「ハンコック」「パイレーツ・オブ・カリビアン」などヒット作に出演し、既に「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ最新作にも出演が決まっている、今や映画界には欠かせないハリウッドスターの一人である。
映画業界でも個性が求められるご時世に、小人病をものともせずコミカルキャラは勿論、見た目とのギャップを活かした怒りっぽく強い役どころなど、“作品には欠かせないチョイ役のスペシャリスト”としての地位を確立したマーティン・クルバであるが、6月27日公開となるニコラス・ケイジ主演「レフト・ビハインド」でも抜群の存在感を発揮している。

全世界シリーズ6,500万部以上を記録したベストセラー小説を映像化した本作は、高度30,000フィートの上空を飛行するジャンボジェットの機内から、突如大量の乗客が着ていた衣服と荷物を残して忽然と姿を消してしまうパニック・アクション超大作だ。本作では人が消えてしまった謎を追う残された乗客として出演しているマーティンだが、驚きを隠せない姿や、時折見せるコミカルな愛嬌さは一度見たら忘れられない。ニコラス・ケイジ演じる機長レイとのやりとりもマーティンならではの面白さがある。チョイ役では収まらない程の存在感を魅せるマーティン・クルバに今後も目が離せない。

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執筆者

Yasuhiro Togawa