綾野剛主演、映画『新宿スワン』が5月30日(土)より全国320スクリーンで公開され、公開から19日目(6月17日水曜時点)で興行収入10億円(1,017,201,700円、観客動員753,945人)を突破しました。
この5月から6月には、『駆込み女と駆出し男』、『イニシエーション・ラブ』、『予告犯』『海街diary』など、豪華キャストが出演する話題作が軒並み公開。その中でも、この『新宿スワン』の初日、二日目の成績(初日週末興収252,324,500円)はこれらの話題作よりも上回り、今でも好調をキープし続けております。
(※興行通信社調べ)

公開当初に比べ、日に日に観客層が広がっている『新宿スワン』。当初は20代〜40代の映画ファンや原作ファン、豪華キャストのファン層が中心の興行でしたが、現在では口コミから客層が更に広がり、若年層と年配層が日に日に増加傾向にあるほか、原作や園子温監督の作品を知らない層も多く来場しています。

興収10億円突破のヒット、及び観客層の広がりに関して、劇場関係者からは二つの要因を指摘する声が多く寄せられています。一つは、純粋なエンタテインメント作品として好評価の口コミが広がっていること。もう一つは主演の綾野剛が大量のインタビュー取材(総計約250媒体)をこなした露出量もさることながら、それを通じて、綾野剛の「真面目で、紳士的、何事にも全力で一生懸命な」印象が好感を呼び、それが映画への興味度をアップさせたことです。特に年配層は番宣によるテレビ出演や新聞でのインタビューでの綾野剛を通して、映画への好感度が上がったことが観客増の要因につながっています。

綾野剛演じる新境地。一文無しの天パー金髪、愛嬌たっぷりの主人公白鳥龍彦の成長物語を中心に、ライバル秀吉(山田孝之)との見せ場たっぷりの激しいアクションシーンや、厳しい世界を生き抜く知恵をくれる先輩真虎(伊勢谷友介)との絆、そしてアゲハ(沢尻 エリカ)とのほのかなラブロマンスなど、観客を魅了して止まないストーリーで劇場を熱狂の渦に飲み込みます。
連載直後から大人気を誇るモンスターコミックを、 『クローズ ZERO』シリーズ、 『ルパン三世』のプロデューサ ーである山本又一朗が、 鬼才園子温監督とタッグで原作のエッセンスをそのままに、 誰もが共感できる青春娯楽映画へとプロデュース。

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執筆者

Yasuhiro Togawa