東映配給にて公開いたします、直木賞作家・桜木紫乃原作、佐藤浩市、本田翼初共演の映画『起終点駅 ターミナル』、この度、本作の公開日が11月7日(土)に決定いたしました。

2013年「ホテルローヤル」にて第149回直木賞を受賞、北海道在住の作家として一躍、 ベストセラー作家になった桜木紫乃。デビューから一貫して、北海道、とくに故郷・釧路 を舞台とする作品を発表してきました。今回、映画化するのは、2012年に出版された  六作から成る短編集「起終点駅 ターミナル」の表題作であり、彼女の最高傑作が待望の初映画化となります。

主人公・鷲田完治を演じるのは、いよいよ名優の域に達し、今年は主演『愛を積む人』や映画『HERO』、『アンフェア the end』など数々の話題作に出演し、日本映画界を背負う  佐藤浩市。ヒロイン・椎名敦子には、7月クールの月9ドラマ「恋仲」のヒロインにも決定、今、女優として大きく羽ばたく本田翼。監督には、本作で「はつ恋」「深呼吸の必要」以来のみずみずしい感性で人間を描き続ける篠原哲雄。人はいくつになっても出逢いによって変わることはできる——胸を打つ人間ドラマが、今ここに誕生しました。

今回到着したポスターには、支え合うように寄り添う、完治と敦子の姿が大きく映し出され、“かれが、たどりついた「終着駅」。あすは、かれらを未来へ運ぶ「始発駅」。ここは、時刻表のない…駅”というコピーが添えられています。

北海道・釧路で誰とも関わることなく25年もの間、自らを罰するかのように生きてきた完治が出逢ったのは、家族に見放され、誰にも頼ることなく生きてきた、やはり孤独な敦子。このビジュアルは、完治を演じる佐藤浩市の行く先を見つめる表情と、 敦子を演じる本田翼の、今までのイメージとは違う、これまで見せたことのない表情を切り取り、時が止まっていた2人が出逢い、物語が動き出すのを感じさせるポスターに仕上がっています。

北海道・釧路を舞台に、人と出逢うことの美しさ、そして新たな一歩を踏み出していく彼らの姿が描かれている本作。
日本を代表する名優・佐藤浩市と、フレッシュな魅力を持つ本田翼の初共演によってどんな物語が紡がれるのか、引き続きご期待下さい。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=53071

執筆者

Yasuhiro Togawa