松坂慶子主演 大森一樹監督最新作『ベトナムの風に吹かれて』モントリオール世界映画祭正式招待決定!

松坂慶子主演、大森一樹監督「ベトナムの風に吹かれて」が、2015年10月、有楽町スバル座ほか全国公開する事が決定いたしました。
なお、9月26日よりもう一つの舞台となった新潟では県内映画館にて先行公開されることが決定しています。
本作は、認知症の母とのベトナムでの生活を綴った小松みゆき著「越後のBaちゃんベトナムへ行く」を元にしたフィクション。60歳を超えて、これから第二の人生を歩もうとする団塊世代に送る「大人の青春映画」となっている。
主演のみさおを演じるのは、1970年代から華やかで可憐な魅力をふりまいてきた松坂慶子。母・シズエを演じるのは「Shall Weダンス?」の草村礼子。青春時代の同志・小泉を奥田瑛二のほか、藤江れいな(NMB48)、山口森広、貴山侑哉、松金よね子ら多様な個性の俳優陣がそろった。また、劇中でベトナムの伝説的な女優を演じたジエム・ロック、劇場支配人を演じたチャン・ニュオン、カフェの店主を演じたグエン・ラン・フーン、カフェの常連“将軍”を演じたチャン・ハイン、守衛役のヴァン・バウらベトナムのエンターテイメント界を支える著名な俳優陣が顔をそろえている。本作は、日本とベトナムの初めての合作映画として製作され、日本人スタッフとベトナム人スタッフ混合でチームを結成し撮影に挑み、日本映画史に新たな異文化交流の第一歩を刻んだ。
監督は軽やかな娯楽映画を得意とする大森一樹。今回も歴史、戦争、介護など重くなりがちなテーマをバイタリティあふれる女性の個人史のなかに織り込み、笑って泣けるエンターテイメント映画に仕上げた。また、柄本明、斎藤洋介【「ヒポクラテスたち」(80年)】、吉川晃司【「すかんぴんウォーク」(85年)など】ら、往年の『大森組』の俳優達が再集結。スクリーンを彩っている。
なお、本作が今年8月にカナダ・モントリオールにて開催される第39回モントリオール世界映画祭の「Focus on World Cinema」部門に選出され、正式招待されることが決定している。
また本作の主題歌は、フォー・セインツwith松坂慶子「たまには仲間で」(ユニバーサル ミュージックより10月リリース決定)。映画のために書きおろしたオリジナル曲となる。
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執筆者
Yasuhiro Togawa