この度、第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式招待が決定いたしました、黒沢清監督『岸辺の旅(きしべのたび)』につきまして、夫婦役でW主演の深津絵里&浅野忠信に続く、豪華キャストが発表となり、また初日も<10月1日(木・映画の日)>で決定いたしました。

3年間、失踪していた夫が突然帰ってきた。
だが、夫は「俺、死んだよ」と妻に告げる。
そして、夫が過ごした最期の時間をめぐる、夫婦ふたりの旅がはじまった—。
“死んだ夫と旅をする”。
それは、あなたを見おくり、言えなかった「さようなら」を伝えるための旅路。
愛する人との永遠の別れを描く、究極のラブストーリー。

湯本香樹実が(ゆもと かずみ)原作の『岸辺の旅(きしべのたび)』を、名匠・黒沢清監督が映画化!
5月13日より行われる【第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門】への正式招待も決定した話題の本作に出演する豪華キャストがこの度、追加発表された。
『岸辺の旅」のストーリーは、3年間失踪していた夫・優介(浅野忠信)が、失踪してから自宅に戻ってくるまでの3年間でお世話になった人々を妻の瑞希(深津絵里)と訪ねていく旅路を描いたもの。

その旅の中で登場する新聞配達員の島影に、小松政夫。
優介の過去の秘密を知り、瑞希と対峙していくことになる松崎朋子に、蒼井優。
優介を先生と慕う、農家を営む星谷を、柄本明 が演じる。

蒼井優は、連続ドラマW「贖罪」で黒沢清監督とタッグを組んでいるが、映画出演は初めてとなり、柄本明は、2003年の『 ドッペルゲンガー 』以来、実に12年ぶりの黒沢組の出演となる。
小松政夫は黒沢清監督の作品に出演すること自体が初めてとなる。
小松、蒼井、柄本ともに「黒沢監督の作品に出演することができて嬉しい」と語っており、深津、浅野との共演も大きな見どころとなっている。

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執筆者

Yasuhiro Togawa