巨匠ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督 最新作『黒衣の刺客』が 第68回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門 出品決定!

世界的巨匠ホウ・シャオシェン監督の8年ぶりの新作、唐代の中国を舞台にした時代劇「聶隱娘(ニエ・インニャン)刺客」(原題)「THE ASSASSIN」(英題)改め、邦題『黒衣の刺客』が、5月13日より開催される第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品することが決定いたしました。
ホウ・シャオシェン監督の時代劇は、フランスで大ヒットし、カイエ・デュ・シネマ誌で年間ベスト1に輝いた『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(1998)以来、17年ぶりとなる。『戯夢人生』(1993、審査員賞)『憂鬱な楽園』(1996)『フラワーズ・オブ・シャンハイ』『百年恋歌』(2005)など、6度にわたりカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された巨匠ホウ・シャオシェン監督が、本作で7度目の出品という偉業を成し遂げました。
本作はこの秋に全国公開されることが決定しており、歴史的傑作『悲情城市』(1989)や小津安二郎監督生誕100年を記念して製作され、一青窃と浅野忠信を迎えて東京を舞台にした『珈琲時光』(2004)、『ホウ・シャオシェンのレッドバルーン』(2007)などで知られ、日本でも多くのファンがいるホウ・シャオシェン監督最新作として公開が待ち望まれている。『ミレニアム・マンボ』(2001)などホウ・シャオシェン監督のミューズであり、『トランスポーター』(2002)など海外でも活躍するスー・チーが、運命に翻弄されながらも力強く生きてゆく女刺客を演じ、アクションにも挑戦。
共演には『レッドクリフ』シリーズなどに出演し『百年恋歌』に続きタッグを組んだチャン・チェン。
また日本から数多くの映画で幅広く活躍する俳優・妻夫木聡が、重要な役柄で参加しているのも見逃せない。
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執筆者
Yasuhiro Togawa