960年代から現在に至るまで、揺るぎない地位を築いたハイブランドの創始者にしてフランスが世界に誇る伝説のファッションデザイナー、イヴ・サンローラン。彼の輝かしいキャリアと人生の、その光と影を描いた感動作『イヴ・サンローラン』が、9/6(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネマライズ他にて全国公開となります。
本国フランス公開で、初登場NO.1の大ヒットを記録。公私共にサンローランのパートナーだったピエール・ベルジェ氏が全面協力し、イヴ・サンローラン財団所有の貴重なアーカイブ衣装が貸し出されて制作された、財団初公認作品です。
この度日本版ポスターが完成しましたので、解禁させて頂きます。

■ポスターについて
完成したポスターでは、まばゆいフラッシュと拍手喝采の鳴りやまぬコレクションのバックステージに佇むサンローランの姿が描かれている。キャッチコピー「あなたは目撃する。永遠のエレガンス誕生の瞬間を。」の通り、華麗なるキャリアの頂点に立った喜びの瞬間がうかがえる。しかしその表情には、どこか淋しい影があり、モードに人生をかけた天才デザイナーの苦悩を感じさせる。
サンローランを演じた話題沸騰中の新星ピエール・ニネの姿は、サンローラン氏の若かりし頃にまるで”生き写し”だと、その容姿と演技力で注目を浴びている。長年のサンローランのパートナーだったピエール・ベルジェ氏は、彼を見て圧倒され、動揺し、感動のあまり涙を流したという。

■監督・主演キャストのコメント

・ジャリルレスペール監督
「これは、20年間にわたり、まばゆいほどの才能を発揮した男の物語だ。
21歳で栄光を手にし、オートクチュールの高品質を庶民的な既製品に適用した、最初のデザイナーだった。その陰で情緒的な衰弱に苦しみ、そうした20年を通じ、感情のこもった力強いドラマとして描くことができた。」

・ピエール・ニネ(主演)
「脚本を読んで、サンローランが若い頃から新しいことに挑戦しつづけたことに感銘を受けた。創造することが、幸せを感じる唯一のことだったんだ。この映画で気に入っているのは、サンローランの人格の暗い側面、アルコールやドラッグとの接触をごまかしたりしていないところ。」

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執筆者

Yasuhiro Togawa