9月20日(金)よりスペイン・バスク地方にて開催されている、第61回サン・セバスチャン国際映画祭にて、「PEARLS(パールズ)」部門に出品されていた『そして父になる』が、観客賞を受賞いたしました!

今年、「PEARLS(パールズ)」部門にて出品された作品は日本映画宮崎駿監督の『風立ちぬ』も入れて全部で16本となり、その中で本作が1位に輝きました。本作の正式上映は21日に行われ、福山雅治さん、是枝裕和監督が参加し、上映後熱烈なスタンディングオベーションで称えられた。上映終了後も観客が帰らずに劇場のロビーと劇場外で拍手で待ち送り出した。映画祭によると滅多にないことということでスペインの上映は多くの感動と熱気に包まれました。
投票は初回上映を観賞した観客によって行われ、10ポイント満点中平均8.470ポイントと最高ポイントをマークしました。『風立ちぬ』7.935ポイントをマークし6位。
ハリウッドのリメイクが決定したというビッグニュースに引き続き、嬉しい知らせとなりました。

★サン・セバスチャン国際映画祭、「PEARLS」部門とは・・・
スペイン語圏最大の映画祭といわれる同映画祭の「PEARLS」部門とは映画祭や映画賞をにぎわせ話題となった、その年を代表するような作品を上映する部門。
過去受賞作は、2011年『アーティスト』(アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優、衣装、作曲賞)2009年『プレシャス』(アカデミー賞助演女優賞・脚色賞)などその年の映画界を代表するような作品が選ばれてきた。

★是枝監督作品の同映画祭出品は『ワンダフルライフ』『花よりもなほ』『歩いても 歩いても』『奇跡』についで5作品目、非常に深い親交と思い入れのある映画祭となります。

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執筆者

Yasuhiro Togawa