平素より大変お世話になっております。川崎市新百合ヶ丘を中心に開催され、今年で 19 回目を迎える市民と街がつくる映画祭、「KAWASAKI しんゆり映画祭」。すっかり≪秋のしんゆり名物≫となった映画祭、今年は「映画は人生を変える?」というテーマで 10/5(土)〜13(日)イオンシネマ新百合ヶ丘・川崎市アートセンターにて開催されます。
8/24 にプレイベントとして開催された「なつやすみ野外上映会」では約 1000 人の方が来場し、チャップリンをはじめとした名作無声映画と活弁の世界に酔いしれました。
そしていよいよ本祭の上映作品ラインナップが出そろいました!地域では初上映の作品や、作品のテーマに沿った趣向を凝らしたイベントや多彩なゲストなどもりだくさんの内容でお届けいたします。

≪第 19 回 KAWASAKI しんゆり映画祭 2013 のプログラム テーマは 『映画は人生を変える?』 ≫
人生の大事な場面でふと映画のワンシーンが頭をよぎる。そんな経験はありませんか。嬉しいとき、悲しいとき、日常と映画が交差する。それがきっかけで新しい道が目の前にひらけるー映画によって人生が変わることだってあるかもしれません。作品を観るたびに心の引き出しが増えていく、アルバムがふくらんでいく。みなさんの“アルバムづくり”のお手伝いが少しでもできたらという想いを込め、そして市民スタッフ自身が自分の人生を変えた作品たちをセレクトしてお届けします。

特集≪ナマステ!ボリウッド最前線!!≫
空前のインド映画ブーム到来!ハリウッドを越えた!?
懐かしいのに新しい、笑って泣けて踊れる ボリウッド作品を上映!

『きっと、うまくいく』 (‘09 年/ラージクマール・ヒラニ監督)
これを観ずして今年のボリウッドは語れない!インド映画歴代興行成績NO.1 の青春コメディ映画!
『命ある限り』 (‘12 年/ヤシュ・チョプラ監督)ボリウッド巨匠遺作となった国境と時間を超えた至高のラブストーリー
『恋する輪廻』(‘07 年/ファラー・カーン監督)キラキラ・ドロドロでハッピーてんこ盛り!これぞインド映画の真骨頂!
★『恋する輪廻』は マサラ上映&ダンサーパフォーマンスあり!
▲マサラ上映とは??インド独自の上映システム「マサラ上映」。映画のダンスシーンに合わせて観客も歌ってOK、
踊ってOK!飲食も可!日本では新しい映画の楽しみ方。映画スターになりきって歌い踊り思いっきりはしゃごう!

≪ KAWASAKI しんゆり映画祭とは≫ 今年で 19 回目! 10/5〜13 開催決定!
1995年に川崎市の「芸術のまち構想」の一環としてスタートし、今年で19周年を迎えます。「市民(みんな)がつくる
映画のお祭り」として、地域住民や企業のご支援ご協力を得ながら、市民スタッフが、企画・運営の中心を担い、行
政がバックアップする新しい形の市民映像祭として定着・発展してきました。
●会期 10月5日(土)〜10月13日(日) ※10月7日休映
●会場 10月5日、6日 イオンシネマ新百合ヶ丘(200席以上)
10月8日〜 川崎市アートセンター アルテリオ映像館 および アルテリオ小劇場
●上映作品数:23作品 ●ゲスト(昨年実績):36名 ●予定入場者数:3000人
●料金:前売り 800円/当日 一般・シニア 1000円
*一部プログラム無料、特別料金 *大学生・専門生・高校生以下、障がい者と介助者割引あり
●前売り券:9月20日(金)より発売:チケットぴあ、セブン-イレブン、サークルK・サンクス、川崎アートセンター2F、映画祭チケット受付
●公式HP http://www.siff.jp/
●公式Twitter @k_siff / 公式FB:http://www.facebook.com/kawasakiShinyuriFilmFestival
●主催:NPO法人KAWASAKIアーツ ●企画・運営:NPO法人KAWASAKIアーツ・映画祭事務局
●映画祭代表・プログラムディレクター:白鳥あかね
●共催:川崎市、川崎市アートセンター(川崎市文化財団グループ)他

≪映画祭のプログラムラインナップ≫
永遠の大島作品 『愛のコリーダ 完全ノーカット版』(‘76年) 『少年』(‘69年) トークゲスト:佐藤忠男氏(映画評論家)
今年 1 月に亡くなった大島渚監督。貴重な作品を 35mm フィルムで上映いたします。
あらゆる常識をぶち壊し、挑戦を続けてきた大島渚の作品をいま一度じっくり見つめたい。
【特別上映】 今年 10 月で上映権切れ×DVD化不可能の映画ファン垂涎作品「しんゆり」でまさかの上映決定!
『カリフォルニア・ドールズ』 (’81 年/ロバート・アルドリッチ監督)
【東京フィルメックス in しんゆり】 東京フィルメックスの優秀作品を上映する企画第 4 弾。
劇場未公開の本作を日本で見れるのはここだけ!? 『ティエンダのラブソング』(’12 年/ハオ・ジェ監督)
バリアフリー上映 すべての人が映画を楽しめるように、市民スタッフが字幕や副音声ガイドを作成しました!
『珈琲とエンピツ』(‘11 年/今村彩子監督) 日本語字幕付き上映 ※監督トークあり
『箱入り息子の恋』(’13 年/市井昌秀監督) 副音声ガイドつき上映 ※監督トークあり
白鳥あかね映画人生 50 年 『ダブルベッド』(‘83 年/藤田敏八監督)
本映画祭代表で曽根中生監督、神代辰巳監督をはじめ数々の日活ロマンポルノなどでスクリプター・脚本家として活躍した白鳥あかね氏セレクション!
【活弁で甦る名画】 『第七天国』 (1927 年) 珠玉の無声映画を活弁と生のピアノ伴奏でご堪能あれ!
弁士:澤登翠氏 ピアノ伴奏:新垣隆氏
◇しんゆりセレクション 密度の濃さが自慢 – それぞれの人生に寄り添った秀作ぞろい
『横道世之介』『暗闇から手をのばせ』『戦争と一人の女』『偽りなき者』 『カルテット!人生のオペラハウス』
◇特選ドキュメンタリー 今日を精一杯生きる – カメラが追う。いまを伝えるメッセージ
『先祖になる』(ゲスト:池谷薫監督)、『カンタ!ティモール』(ゲスト:広田奈津子監督)、『陸軍登戸研究所』
◇見逃せない!今年話題の 2 本はこの機会にぜひとも劇場で。
『ベルリンファイル』、『フラッシュバックメモリーズ 3D』(ゲスト:松江哲明監督、GOMA氏)
【ジュニア映画制作ワークショップ】 『My Good Friends』
中学生たちが夏の間力を合わせて脚本から作り上げた作品のお披露目
【日本映画学校卒業制作作品】 『漁火』(’12 年/沢田啓吾監督) 2013 年 3 月の閉校にあたり、2013 年度卒業生の卒業制作、つまり日本映画学校として最後に制作された「卒業制作」作品を上映。

執筆者

Yasuhiro Togawa