映画『ダイアナ』日本語吹き替え版「ダイアナ」役 米倉涼子に決定!
主演ドラマでは女子高生からしたたかな悪女まで幅広い役をこなし、2012年には舞台女優としてブロードウェーで主演を務めた女優、米倉涼子がダイアナ元英国皇太子妃を描く映画『ダイアナ』(10月18日公開)の日本語吹きかえ版のダイアナ役として、声の主演を務めることが決定した。
1997年、8月31日、ダイアナ元英国皇太子妃交通事故死という報道に、全世界に衝撃が走った。あの悲劇から16年。この夏、ロイヤルベビー誕生のニュースにわきたつ英国で、ダイアナ元妃を描く初めての映画が登場する。 ダイアナを演じるのは『21グラム』『インポッシブル』など、アカデミー賞主演女優賞に2度ノミネートされているハリウッドの実力派、ナオミ・ワッツ。メイクや服装などでダイアナ妃に似せている以上に、ささやくようなしゃべり方など、ていねいな役作りで再現した<ダイアナ>をどのように<日本語吹き替え>で再現するか、非常に楽しみだ。 2012年の大ヒット映画『アベンジャーズ』でスカーレット・ヨハンソン演じる<ブラック・ウィドウ>役で吹き替えの経験のある米倉だが、今回はシンプルなアクション映画ではなく、プリンセスであるがゆえに孤独と絶望の淵に沈み、恋をし、挫折の中から人間的に成長していく人間ドラマだ。配給もとのギャガでは米倉の起用について「ダイアナのドラマティックな人生を体感し、表現してもらうために、彼女の人生のクライマックスといえる年齢と同じ世代の女優の中で、ダイアナの持つカリスマとエレガントで華やかなイメージが重なる米倉さんが最もふさわしいと、お願いすることとなりました」と説明する。
この難役を演じるにあたり、米倉涼子は「現在38歳の私から見ても、同じ世代としてこんなにも世界中から注目を浴び、光と影を持った女性は未だダイアナを置いて他にいないのではないでしょうか。
映画では、主演のナオミ・ワッツがダイアナ本人と見間違えるかのような雰囲気を完璧なまでに醸し出しています。私も皇太子妃として、母として、逞しく生き抜いたダイアナと向き合って、丁寧に心を込めて吹き込みたいと思います。今回の作品との出会いに感謝です」と語っている。
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執筆者
Yasuhiro Togawa